「咳のしすぎであばらが痛む…」
「風邪をひくたびに肋骨が痛くなって困っている…」
このようなお悩みでお困りではありませんか?
加古川市のロルク鍼灸整骨院でも、咳によるあばら(肋骨)周辺の痛みを訴える患者さんが、特に風邪やインフルエンザの流行時期に多く来院されます。
なかには、「何か悪い病気やケガなのでは?」心配される方もいらっしいますが、そのようなケースは稀です。
では、咳のしすぎであばらが痛み原因は何なのでしょうか?
本ページで、原因と対策を詳しく解説していきます。
咳のしすぎであばらが痛いのはなぜ?

咳のしすぎであばらが痛い原因は以下のとおりです。
- 肋間筋の炎症や筋肉痛
- 肋骨のヒビや骨折
- 肋軟骨炎
以下で詳しく解説していきます。
肋間筋の炎症や筋肉痛
咳のしすぎであばらが痛い原因は、肋間筋の炎症や筋肉痛です。
肋間筋は、肋骨と肋骨の間にあり呼吸を補助する筋肉を指します。
呼吸を補助する肋間筋ですが、激しい咳が続くと通常以上に負荷が掛かってしまい、炎症や筋肉痛を引き起こす可能性が高くなります。
肋間筋の負担増加による痛みは、深呼吸をしたり体をひねったりすると増強し、押すと痛みがあることが特徴的です。通常は数日から1週間程度で自然に改善することが多いです。
肋骨のヒビや骨折
肋骨のヒビや骨折も咳によるあばらの痛みの原因になります。
骨がもろくなっている状態では、激しい咳により肋骨へのヒビや骨折のリスクがあります。これは「咳嗽骨折」と呼ばれ、特に骨粗鬆症がある高齢者や、ステロイド治療を受けている方に多い傾向があります。
肋骨骨折の場合、深呼吸や寝返りでも強い痛み感じることがあり、咳をする度に激痛が走るため、咳を我慢する人も多いです。
若い方でも、激しい咳が長期間続いた場合や、もともと骨密度が低い場合には骨折のリスクがあるため注意が必要です。
肋軟骨炎
咳によるあばらの痛みの原因として肋軟骨炎も考えられます。
肋軟骨炎とは肋骨と胸骨をつなぐ軟骨部分に炎症が起こる現象です。咳の衝撃により軟骨に負担がかかって発生し胸の前面に痛みを感じます。
肋軟骨炎による痛みは、胸骨の脇あたりを押すと強く感じられ、深呼吸や体をひねる動作で増強します。腫れを伴うこともありますが、一般的には数週間で改善する場合が多いです。
肋軟骨炎の場合、上半身を動かす際に胸の前面に痛みや違和感を感じやすくなります。
咳のしすぎであばらが痛いときの対処法

ではどのような対処法があるのでしょうか。以下でくわしく解説していきます。
安静とサポート
まずは安静と痛い箇所をサポートすることが基本的な対処法となります。
無理に体を動かすことを避け、必要に応じてテーピングやバンドで胸部をサポートしましょう。深呼吸や急な体の動きは痛みを増強させるため、できるだけ安静を保つことが大切です。
胸部用のサポートバンドやバストバンドを使用することで、咳をした際の胸郭の動きを抑制し、痛みを軽減できます。ただし、きつく巻きすぎると呼吸が浅くなって体調を崩す可能性があるため、適度な圧迫にとどめることが重要です。
テーピングを行う場合は、肋骨の走行に沿って貼ることで、筋肉の動きをサポートしながら痛みを和らげることができます。
温熱療法
慢性的な筋肉疲労には温熱療法が効果的で、血流を改善して筋肉の緊張を和らげることができます。蒸しタオルや温湿布を患部に当てることで、硬くなった肋間筋をほぐすことが可能です。
入浴も有効な温熱療法のひとつで、38〜40度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで全身の血行が促進されます。温かいお湯に浸かることで、緊張した筋肉がリラックスし、痛みが軽減されることがあります。
ただし、急性期で炎症が強い場合は、冷却の方が適している場合もあるため、痛みの性質を見極めて選択することが必要です。
咳の刺激を減らす工夫
根本的な解決のためには、咳そのものを和らげることが重要です。
室内の湿度を50〜60%に保つことで、のどの乾燥を防ぎ咳の刺激を軽減できます。
また、のど飴やはちみつを舐めることで、のどの潤いを保ち咳を抑える効果が期待できます。特に就寝前にはちみつを摂取することで、夜間の咳を減らすことができるという研究報告もあります。
マスクを着用して冷たい空気の刺激を避けたり、刺激の強い食べ物や飲み物を控えたりすることも、咳を和らげるのに役立ちます。
病院を受診すべき症状
強い痛みや呼吸のしづらさを伴う場合は、整形外科や内科での診察が必要です。自己判断で放置すると、重大な疾患を見逃す可能性があるため注意が必要になります。
病院を診断すべき症状について以下に詳しく解説していきます。
強い腫れや変形がある場合
強い腫れや変形がある場合は病院を受診しましょう。
肋骨周辺に明らかな腫れや変形が見られる場合は、肋骨骨折の可能性があります。
患部を軽く押しただけで激痛が走ったり、骨のずれやきしむ感じを感じたりする場合も、骨折が疑われるサインです。
夜間に痛みで眠れない、横になる体勢を変えられないほどの痛みがある場合は、早急な医療機関受診が必要になります。レントゲン検査により骨折の有無を確認し、必要に応じて固定や治療を行うことが重要です。
皮下出血や内出血が広範囲に見られる場合も、骨折や内臓損傷の可能性があるため、速やかな受診をおすすめします。
呼吸困難や胸の圧迫感を伴う場合
呼吸困難や圧迫感を伴う場合も病院での受診をおすすめします。
息切れや呼吸困難、胸の圧迫感がある場合は、心臓や肺の疾患が隠れている可能性があります。
単なる咳による筋肉痛ではなく、より深刻な病気のサインかもしれません。
動悸、冷や汗、吐き気などの全身症状を伴う場合は、心疾患の可能性もあるため緊急性が高いといえます。また、発熱や血痰がある場合は、肺炎や他の呼吸器疾患が疑われます。
浅い呼吸しかできない、横になると苦しいなどの症状がある場合も、速やかに医療機関を受診することが必要です。
あばらの痛みでお悩みの方は加古川市のロルク鍼灸整骨院へ!

加古川市のロルク鍼灸整骨院では、様々な痛みや不調に対して一人ひとり寄り添った施術プランを提案させていただきます。
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