打撲のしこりを押すと痛い理由&対策を加古川市の整骨院が解説

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「転んでぶつけた部分にしこりができて、押すと痛い」

「打撲してから数週間経つのに、まだコリコリしたしこりが残っている」

このような症状にお悩みではありませんか?

打撲によるしこりは、決して珍しいものではありませんが、押すと痛みを感じたり、数週間消えなかったりすると不安な気持ちになりますよね。

加古川市のロルク鍼灸整骨院でも、打撲後のしこりについて相談される患者さんは多く、特にスポーツをする学生さんや、日常生活での転倒後に来院される方が多い傾向です。

多くの場合は時間とともに改善するため心配は要りませんが、不安な気持ちが強い方には、適切なケアをアドバイスさせていただき早期改善のサポートをしています。

今回は、そんな打撲によるしこりができる理由と効果的な対策について詳しく解説していきます。

 

打撲でしこりができるのはなぜ?

打撲でしこりができる理由は以下のとおりです。

 

血腫が残っている場合のしこり

血腫は打撲後のしこりが押すと痛む原因として最も多く見られるものです。

強い衝撃により皮下の血管が切れて内出血が起こり、血液が組織内に溜まることで血腫が形成されます。

血腫は最初は柔らかい状態ですが、時間が経つにつれて血液が固まり、硬いしこりのような感触になります。この固まった血液の塊を押すと、周辺の神経が刺激されて痛みを感じるのです。

通常は数週間から数か月かけて体に吸収されて消失しますが、大きな血腫の場合は完全に吸収されるまでに時間がかかることがあり数週間続くこともあります。

 

瘢痕組織によるしこり

治癒過程で形成される瘢痕組織により、硬いしこりのような違和感が生じることがあります。

打撲により組織が損傷を受けると、体は傷ついた部分を修復しようとして新しい組織を作ります。この修復組織は正常な組織とは異なる構造を持ち、硬くて伸縮性の少ない瘢痕組織となることがあるのです。瘢痕組織は周囲の正常な組織とは異なる感触を持つため、しこりのように感じられます。

瘢痕組織による硬さは、適切なケアにより徐々に柔らかくなることが多いものの、完全に元の状態に戻らない場合もあります。

炎症や腫れの残存

打撲後の炎症反応が長引くことで、押したときに痛みを感じやすい状態が続くことがあります。

組織が損傷を受けると、体は炎症を起こして修復を促進しようとしますが、この炎症が長期間続くことがあるのです。

炎症が起こっている部位では血管が拡張し、白血球などの免疫細胞が集まるため、腫れや熱感を伴います。この状態では、軽く触れただけでも痛みを感じやすくなります。

慢性的な炎症が続くと、組織の修復が遅れてしこりが長期間残存する原因となることもあります。

 

打撲のしこりを押すと痛いときの対策

急性期は冷却を行い、慢性期には温熱療法やマッサージにより改善を図ることが効果的です。

症状の時期や状態に応じて、適切な対処法を選択することが重要になります。

 

打撲直後の対応(急性期)

受傷から48時間程度はアイシングと安静を優先することが基本となります。この時期は炎症反応が最も強く、適切な冷却により炎症の拡大を抑制し、痛みや腫れを軽減できます。

氷嚢や保冷剤をタオルに包んで患部に当て、15〜20分間冷却した後に一度外し、1〜2時間後に再度冷却するサイクルを繰り返します。直接氷を当てると凍傷の危険性があるため、必ずタオルなどを間に挟んで使用することが大切です。

この時期に温めたりマッサージしたりすると炎症が悪化する可能性があるため、患部への刺激は最小限に留めることが重要になります。

 

慢性期のケア

炎症が落ち着いた慢性期には、温熱療法により血流を促進し、硬くなった組織を柔らかくすることができます。蒸しタオルや温湿布を使って患部を温めることで、血管が拡張して血流が改善され、組織の修復が促進されます。

入浴も効果的な温熱療法のひとつで、38〜40度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで全身の血行が良くなります。温浴により筋肉や組織の緊張がほぐれ、硬いしこりも徐々に柔らかくなることが期待できます。

温熱療法は1日2〜3回、各15〜20分程度行うことで効果を得られます。

 

セルフマッサージとストレッチ

血流改善と回復促進のため、患部を軽くほぐすセルフマッサージが有効です。ただし、強い力でマッサージすると組織を傷つける可能性があるため、優しく円を描くように行うことが大切になります。

しこりの周辺から中心に向かって、軽い圧でマッサージすることで血流が改善され、組織の柔軟性が向上します。痛みを感じない程度の力加減で、1日数回行うことをおすすめします。

患部周辺のストレッチも効果的で、関節や筋肉を適度に動かすことで血流が促進され、組織の癒着を防ぐことができます。

 

病院を受診すべきケース

強い痛みやしこりが長期間残る場合は、医療機関での診察が必要になります。多くの打撲後のしこりは自然に改善しますが、中には専門的な治療が必要なケースもあるため注意が必要です。

 

しこりが大きくなる場合

時間が経ってもしこりが小さくならない、むしろ大きくなっているような場合は血腫が悪化している可能性があります。通常の血腫は徐々に吸収されて小さくなっていくものですが、感染を起こしたり、血腫内で出血が続いたりすると拡大することがあります。

しこりの周辺に赤みや熱感がある場合、発熱を伴う場合は感染の可能性があるため、速やかな受診が必要です。また、脈打つような感覚がある場合は血管の損傷が疑われるため、早急な診断と治療が必要になります。

しこりが硬くなりすぎて全く動かない場合も、深部の組織に問題がある可能性があるため医療機関の診察&診察を受けることをおすすめします。

 

数週間たっても痛みが消えない場合

適切なケアを行っても数週間以上痛みが続く場合は、骨折や深部の組織損傷の可能性があります。表面的には軽い打撲に見えても、実際には骨にひびが入っていたり、筋肉や靭帯に深刻な損傷があったりすることがあるのです。

夜間に痛みで眠れない、日常生活に支障をきたすほどの痛みが続く場合は、レントゲンやMRI検査により詳しい診断を受ける必要があります。

また、しびれや感覚の異常を伴う場合は神経の損傷が疑われるため、早期の受診が重要になります。

 

打撲のお悩みは加古川市のロルク鍼灸整骨院へ

加古川市のロルク鍼灸整骨院では、打撲のお悩みに適切な処置を行い早期改善を目指します。

当院では対応が困難な症状に関しては、医療機関の受診をおすすめするなど臨機応変な対応をいたしますのでご安心ください。

 

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このブログを書いた人

ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
運営店舗:三ノ宮鍼灸整骨院/住吉鍼灸院・接骨院/小顔ハイフ痩身専門サロン
症状の基本的な原因は患者様が一人一人持っていて、その一つ一つを患者様と共に見つけていく。 そして、最適な施術を提供し、改善した時の喜んで頂いている時の患者様の笑顔。患者様から頂く「ありがとう」の一言。 それを求めて日々頑張っています。整形外科や歯科医師とも連携し、患者さんに適切な治療ができるようにこれからも頑張ります。