「歩くとくるぶしの下が痛い」
「運動後にくるぶしの周りが痛くて困っている」
このような症状に悩んでいませんか?くるぶしの下の痛みは、日常生活での歩行や立ち仕事、スポーツ活動に大きな支障をきたすため、早めの対処が重要です。
加古川市のロルク鍼灸整骨院でも、くるぶしの下の痛みを訴える患者さんは非常に多く、捻挫の後遺症から使い過ぎによる腱炎まで、様々な原因で来院されます。
痛みの場所が内側か外側かによっても原因が異なるため、正しく理解することが改善への第一歩となります。今回は、くるぶしの下が痛む原因と効果的な対処法について詳しく解説していきます。
くるぶしの下が痛い原因とは?

靭帯や腱のトラブル、骨の異常など、くるぶしの下の痛みには様々な原因があります。
靭帯損傷(捻挫)
捻挫による靭帯損傷は、くるぶしの下が痛む原因として最も多く見られるものです。
足首を捻った際に靭帯が伸びたり部分的に切れたりすることで、くるぶしの周辺に痛みが生じます。特に外くるぶしの下には前距腓靭帯という靭帯があり、内側に足首を捻る動作(内反捻挫)で損傷しやすい傾向があります。捻挫後に適切な治療とリハビリを行わないと、くるぶしの下に違和感や痛みが長期間残存することがあります。
後脛骨筋腱炎(内側の痛み)
内くるぶしの下が痛む場合、後脛骨筋腱炎の可能性があります。
後脛骨筋は足のアーチを支える重要な筋肉で、この筋肉の腱が内くるぶしの下を通っているため、炎症が起こると痛みを感じるのです。偏平足や回内足(足が内側に倒れる)の方は、後脛骨筋に過度な負担がかかりやすく、腱炎を起こしやすい傾向があります。
長時間の立ち仕事や歩行により症状が悪化することが多いものです。初期は軽い痛みや違和感程度ですが、放置すると慢性化して日常生活に支障をきたすようになります。
腓骨筋腱炎(外側の痛み)
外くるぶしの下が痛む場合は、腓骨筋腱炎が疑われます。腓骨筋は足首を外側に動かす筋肉で、その腱が外くるぶしの下を通過しているため、炎症が起こると痛みが生じるのです。
ランニングや長距離歩行など、足首を繰り返し使う動作により腱に負担がかかって発症します。特に不安定な地面を走ることが多い方や、足首の捻挫を繰り返している方に起こりやすい傾向があります。
腫れや熱感を伴うこともあり、運動時に症状が増強することが特徴的です。
骨の異常(疲労骨折など)
繰り返しの負担により、くるぶし周辺の骨に細かいヒビが入ることがあります。
特に距骨や踵骨といった足首を構成する骨に疲労骨折が起こると、くるぶしの下に痛みを感じることがあるのです。
ランニングやジャンプを繰り返すスポーツで発生しやすく、初期は軽い痛みや違和感程度ですが、運動を続けることで徐々に痛みが強くなります。疲労骨折は通常のレントゲン検査では初期段階で発見できないことも多く、MRI検査が必要になる場合があります。
歩くとくるぶしの下が痛い理由

歩行時には足首周囲に体重の数倍もの荷重がかかるため、痛みが出やすい状況となります。特にくるぶしの下は、体重を支えながら足首の動きを制御する重要な部位であり、負担が集中しやすいのです。
足首の安定性の低下
靭帯損傷や腱炎により足首の安定性が低下すると、歩行時にくるぶしの下がぐらついて痛みが生じます。
正常な足首では靭帯や腱が関節をしっかりと支えていますが、これらが損傷すると支持力が弱くなってしまうのです。
不安定な足首では、歩くたびに関節が微妙にずれて周辺の組織を刺激し、痛みを引き起こします。また、バランスを保とうとして周辺の筋肉が過度に緊張することも、痛みの原因となることがあります。
階段の昇降や不安定な地面を歩くときに特に症状が強くなることが多いものです。
体重のかかり方の偏り
骨盤の傾きや足のアーチの崩れにより、体重のかかり方が偏るとくるぶしの下に過度な負担が集中します。
本来は足全体で均等に体重を支えるべきところ、特定の部位だけに負荷がかかってしまうのです。
外反母趾や偏平足などの足の変形があると、歩行時の足の使い方が変わり、くるぶしの下に不自然な力がかかることがあります。また、左右の足の長さが違う場合も、バランスの崩れからくるぶしに負担がかかりやすくなります。
靴のすり減り方を見ることで、自分の歩き方の癖を確認することができます。
くるぶしの下が痛いときの対処法

くるぶしの下が痛いときの対処方法は以下のとおりです。
打撲・捻挫直後の対応(急性期)
受傷から48時間程度はアイシングと安静を最優先にします。氷嚢や保冷剤をタオルに包んで患部に当て、15〜20分間冷却した後に一度外し、1〜2時間後に再度冷却するサイクルを繰り返すことが効果的です。
患部を心臓より高い位置に上げることで腫れを軽減でき、弾性包帯で適度に圧迫固定することも有効になります。この時期に無理に動かしたり温めたりすると、炎症が悪化する可能性があるため注意が必要です。
体重をかけると痛みが強い場合は、松葉杖などを使用して患部への負担を減らすことも検討すべきです。
慢性期のケア
炎症が落ち着いた慢性期には、温熱療法により血流を促進して回復をサポートします。蒸しタオルや温湿布を使って患部を温めることで、硬くなった組織が柔らかくなり、痛みの軽減が期待できます。
入浴時に足首をゆっくり動かすことで、関節の可動域を維持しながら血流を改善できます。38〜40度程度のぬるめのお湯に足首まで浸け、足首を前後左右にゆっくりと動かすことがおすすめです。
温熱療法は1日2〜3回、各15〜20分程度行うことで効果を実感できることが多いものです。
ストレッチと筋トレ
ふくらはぎや足首周辺の筋肉を強化することで、関節の安定性が向上して再発を防ぐことができます。アキレス腱のストレッチでは、壁に手をついて片足を後ろに引き、かかとを床につけたまま前足に体重をかける動作を20〜30秒キープします。
足首を前後左右にゆっくりと動かすストレッチも、関節の柔軟性を保つために重要です。痛みのない範囲で、各方向に10回ずつ動かすことを習慣にするとよいでしょう。
つま先立ちの運動により、ふくらはぎの筋肉を鍛えて足首の安定性を高めることができます。
くるぶしの下の痛みは加古川市のロルク鍼灸整骨院へ

くるぶしの下の痛みでお悩みの方は、加古川市のロルク鍼灸整骨院へお気軽にご相談ください。
当院では、これまで多くのくるぶしの下の痛みに対する施術実績があります。まずは、あなたの痛みの原因を突き止め、適切な処置を行うことで痛みの早期改善に全力を尽くします。
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