「最近、足がピリピリする」
「座っているとしびれてくる」
「夜になると足に違和感がある」
そんな経験はありませんか?
足に感じるピリピリとした違和感は、単なる疲れだと思って放置しがちですが、実は体からの重要なサインかもしれません。デスクワークで長時間座りっぱなしの方、立ち仕事で足に負担がかかっている方、または年齢とともに足の不調を感じるようになった方など、多くの人がこの症状に悩まされています。
「このまま放っておいて大丈夫だろうか」「もしかして重い病気では」と不安を感じている気持ちも痛いほどわかります。
そこで本ページでは、足がピリピリする主な原因と考えられる病気、自宅でできる解消法、そして受診すべきサインについて、加古川市のロルク鍼灸整骨院が詳しく解説します。
適切な知識を持つことで、安心して症状に向き合い、正しい対処ができるようになるためよろければ最後までご覧ください。
足がピリピリする原因とは?

足のピリピリ感は、主に血流障害、神経の圧迫、末梢神経障害の3つが原因となっています。そ
れぞれのメカニズムを理解することで、自分の症状がどれに当てはまるか判断しやすくなります。
血流障害によるもの
足のピリピリ感は血流障害によって起こることがあります。
血液の流れが悪くなると、神経細胞に栄養が届かずピリピリ感が生じます。冷えや動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、足の細胞に十分な酸素や栄養が届かなくなります。すると神経細胞が正常に働けず、ピリピリとした異常な感覚を生み出してしまうのです。
たとえば、長時間同じ姿勢でいたり、寒い環境に長くいたりすると、血管が収縮して血流が滞ります。特にデスクワークが多い方や、冬場に足先の冷えを感じやすい方は要注意です。動脈硬化が進行している場合は、歩いているときに症状が強くなることもあります。
神経の圧迫や障害
神経の圧迫や障害もピリピリ感の原因のひとつです。
神経が圧迫されると、信号伝達に異常が起きてピリピリ感につながります。代表的なのが坐骨神経痛で、腰椎の異常によって神経が刺激されるために起こります。坐骨神経は腰から足先まで伸びる太い神経なので、圧迫される場所によって症状の出る範囲が変わってきます。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった腰椎の疾患があると、神経が圧迫されやすくなります。長時間座っていたり、重いものを持ち上げたりする動作で症状が悪化しやすく、腰に負担がかかる生活を続けていると、徐々に神経への圧迫が強まっていくため注意が必要です。
末梢神経障害
足のピリピリ感は末梢神経障害の可能性もあります。
体の末端にある神経がダメージを受けると、足にしびれやピリピリ感が現れます。糖尿病などの代謝疾患によって神経が徐々にダメージを受けると、異常な感覚が生じます。高血糖の状態が続くと、神経を覆っている組織が変性して信号の伝達がうまくいかなくなり、実際には何も刺激を受けていないのに、ピリピリとした感覚を脳が認識してしまうのです。
最初は足の指先から症状が始まり、放置すると範囲が広がっていくことが特徴です。アルコールの過剰摂取やビタミン不足も、末梢神経にダメージを与える原因となります。
足がピリピリするときに考えられる病気
足のピリピリ感の背後には、放置すると深刻化する病気が隠れていることがあります。
主な病気として坐骨神経痛、糖尿病性神経障害、動脈硬化による血流障害の3つが挙げられます。
坐骨神経痛
腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫されることで、ピリピリ感や痛みが発生します。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が主な原因となり、神経が刺激されることで症状が現れます。症状は片側の足に出ることが多く、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて広がっていくのが特徴です。
前かがみの姿勢や重いものを持つ動作で悪化しやすく、咳やくしゃみをしたときに痛みが走ることもあります。長時間座っていると症状が強くなる一方で、横になって休むと楽になるケースが多いです。放置すると筋力低下や歩行困難につながる恐れがあるため、早めの対処がおすすめです。
糖尿病性神経障害
高血糖が続くことで神経がダメージを受け、足のしびれやピリピリ感が起こります。足の指先から始まる左右対称の症状が特徴で、進行すると痛みを感じにくくなり、ケガややけどに気づかず悪化させてしまうリスクが高まります。
血糖値のコントロールが不十分な状態が長く続くと、神経を栄養する血管も傷つき、症状はさらに悪化していきます。足の感覚が鈍くなることで、転倒しやすくなったり、靴擦れが悪化して潰瘍になったりする危険性もあるため、糖尿病と診断されている方は足の違和感を見逃さないようにすることが大切です。
動脈硬化による血流障害
血管の壁が硬くなって血液の流れが悪くなると、足先まで十分な血液が届かずピリピリ感が生じます。歩いているときに症状が強くなり、休むと軽減する「間欠性跛行」という特徴的な症状が現れることもあります。喫煙や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病があると、動脈硬化が進行しやすくなります。
放置すると血管が完全に詰まってしまい、足の組織が壊死する重篤な状態に至る可能性もあります。足の冷えやしびれに加えて、皮膚の色が悪くなったり傷が治りにくかったりする場合は、早急に医療機関を受診する必要があります。
足がピリピリするときの解消法

自宅でできる解消法として、ストレッチと軽い運動、温熱療法やマッサージ、生活習慣の改善の3つが効果的です。
症状を和らげるために、できることから取り組んでいきましょう。
ストレッチと軽い運動
筋肉を動かして血流を促進することで、ピリピリ感が和らぎます。
足の筋肉が柔軟になることで神経への圧迫も軽減され、症状が改善するケースが多いです。特にふくらはぎやハムストリングスのストレッチは、坐骨神経痛による症状の改善におすすめです。
ウォーキングや軽いサイクリングなど、無理のない有酸素運動を習慣にすることも大切です。運動によって全身の血流が良くなると、足の末端まで酸素や栄養が届きやすくなります。ただし、急に激しい運動を始めると症状が悪化する恐れがあるため、少しずつ体を慣らしていくことを心がけましょう。
温熱療法やマッサージ
足を温めることで血管が広がり、血流が改善されます。
お風呂にゆっくり浸かったり、足湯をしたりすることで、ピリピリ感が和らぎます。温めることで筋肉の緊張もほぐれるため、神経への圧迫も軽減されやすくなります。
足裏やふくらはぎを優しくマッサージすることも効果的です。血液やリンパの流れが促進され、老廃物の排出がスムーズになります。マッサージの際は、心臓に向かって下から上へ撫でるように行うと良いでしょう。強く押しすぎると逆効果になることがあるため、痛気持ちいい程度の力加減で行うことがポイントです。
生活習慣の改善
血管と神経を守るために、日々の生活習慣を見直すことが不可欠です。
喫煙は血管を収縮させて血流を悪化させるため、禁煙することがおすすめです。過度な飲酒も末梢神経にダメージを与えるため、適量を守るように心がけましょう。
食生活では、バランスの取れた食事を意識することが大切です。ビタミンB群は神経の健康維持に役立つため、豚肉や玄米、大豆製品などを積極的に摂るようにします。塩分や糖分の摂りすぎは高血圧や糖尿病のリスクを高めるため、控えめにすることが賢明です。質の良い睡眠も神経の回復に必要なので、規則正しい生活リズムを保つことを意識しましょう。
病院を受診すべき症状
感覚が鈍くなる、歩行困難や強い痛みがあるという症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。
これらは重大な疾患のサインである可能性があります。
感覚が鈍くなる場合
足の感覚が鈍くなってきたら、糖尿病性神経障害などの可能性があり、早期発見が重要です。
ピリピリ感だけでなく、触られても感じにくい、温度の変化がわかりにくいといった症状が出てきたら要注意です。感覚が低下すると、ケガややけどに気づかず重症化するリスクが高まります。
糖尿病と診断されている方はもちろん、健康診断で血糖値が高めと指摘された方も、足の感覚の変化には敏感になるべきです。早期に発見して血糖コントロールを適切に行えば、症状の進行を遅らせることができます。足の感覚に違和感を覚えたら、内科や糖尿病専門医を受診して検査を受けましょう。
歩行困難や強い痛みがある場合
歩くのが困難になったり、強い痛みが続いたりする場合は、神経や血管に重大な異常が起きている可能性があります。
坐骨神経痛が悪化すると、足に力が入らなくなったり、排尿障害が出たりすることもあります。動脈硬化が進行している場合は、安静にしていても痛みが治まらず、足の色が悪くなることがあります。
症状が急激に悪化したときや、日常生活に明らかな支障が出ているときは、整形外科や血管外科を早急に受診することがおすすめです。放置すると歩行能力を失ったり、足の切断が必要になったりするケースもあります。少しでも異常を感じたら、様子を見ずに専門医の診察を受けるようにしましょう。
足のピリピリ感でお悩みの方は加古川市のロルク鍼灸整骨院へ!

足のピリピリ感でお悩みの場合は、ぜひ一度ロルク鍼灸整骨院へお越しください。
詳しくお悩みをお聞きしてから、一人ひとりに合った方法で施術計画を立てさせていただきます。あなたの症状に寄り添い、快適な日常生活を取り戻すお手伝いさせていただくために、日々研修を重ねています。
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