ランニングやスポーツをしていて、足首の外側に痛みを感じたことはありませんか。その痛みは、腓骨筋腱炎かもしれません。多くの方が「いつになったら治るのだろう」と不安を抱えています。
腓骨筋腱炎は、適切なケアを行えば改善が見込める症状です。本記事では、治癒までの期間や回復を早めるためのポイント、再発を防ぐセルフケア方法を詳しく解説していきます。
腓骨筋腱炎はどれくらいで治る?

腓骨筋腱炎の治癒期間は、炎症の度合いによって変わってきます。
- 軽度の場合(1~3週間程度)
- 中等度の場合(1~2ヶ月程度)
- 重度の場合(3ヶ月以上掛かる場合も)
以下で詳しく解説していきます。
軽度の場合(1〜3週間程度)
軽度の腓骨筋腱であれば、1〜3週間程度で痛みが和らぐケースが多くあります。
軽度の腓骨筋腱炎は、足首外側にわずかな違和感や軽い痛みを感じる程度です。この段階で運動を控え、アイシングやテーピングなどの基本的なケアを行うことが早期回復のカギになります。「少し痛いけど我慢できる」と放置せず、早めの休息が重要です。
中等度の場合(1〜2か月程度)
中等度の場合は、回復に1〜2か月ほどかかることがあります。
中等度になると、安静だけでは十分な改善が見込めません。
専門家による治療と並行して、計画的なリハビリを進めていく必要があります。炎症を抑える処置を受けながら、徐々に足首の機能を回復させていくことが重要です。焦って運動を再開すると症状が悪化するため、段階的なアプローチが求められます。
重度の場合(3か月以上かかることも)
日常生活動作が困難になる重度の場合は、3ヶ月以上掛かることも珍しくありません。
炎症部に長期間にわたって負担をかけ続けた結果、腱の組織が損傷している状態です。炎症が繰り返されることで腱が厚くなったり、周囲の組織との癒着が起きたりすることもあります。完全な回復までには時間がかかりますが、適切な治療とリハビリを継続することで、確実に改善へと向かっていきます。
腓骨筋腱炎の主な原因

主な原因は次のとおりです。
- ランニングやスポーツによる負担
- 足首の使い方やフォームの乱れ
- 靴や環境の問題
詳しく解説していきます。
ランニングやスポーツによる負担
スポーツによる負担が腓骨筋腱炎の原因のひとつです。
ランニングやジャンプを繰り返すスポーツは足首に大きな負担がかかります。特に長距離ランニングやバスケットボール、サッカーなどでは、同じ動作を何度も繰り返すことになり腓骨筋腱炎を発症しやすくなります。
足首の使い方やフォームの乱れ
足首の使い方のクセやフォームの乱れも腓骨筋腱炎の原因のひとつです。
例えば、足首が内側に傾く内反のクセがある人は、腓骨筋腱炎を起こしやすい傾向があります。
また、走るフォームや着地の仕方が適切でない場合も、特定の部位に負荷が集中してしまい腓骨筋炎の引き金になります。疲労が蓄積すると無意識にフォームが崩れ、さらに腱への負担が増すという悪循環に陥ることも。
正しい体の使い方を身につけることが、予防の基本となります。
靴や環境の問題
靴や環境の問題も腓骨筋腱炎の原因となります。
例えば、クッション性の低い靴や、すり減った靴は、足への衝撃を強く受けるため腓骨筋腱炎の発症リスクが高くなります。また、硬いアスファルトやコンクリートの上で長時間走ることも、足首に大きな負担をかけてしまいます。
腓骨筋腱炎の対処法
腓骨筋腱炎の治癒を早めるための対処法を紹介します。
- 急性期の対応(安静・冷却)
- 回復期のリハビリ(温熱・ストレッチ)
- 生活習慣の見直し
以下に詳しく解説していきます
急性期の対応(安静・冷却)
急性期は安静と冷却が大事になります。
痛みが出た直後の急性期には、まず運動を中止して患部を安静に保つことが最優先です。無理に動かすと炎症が広がり、回復が遅れてしまいます。
また、アイシングで患部を冷やすことで、炎症の拡大を抑えることができます。1回15〜20分程度、1日に数回行うと効果的とされています。
テーピングやサポーターで足首を固定することも、不要な動きを制限して腱を保護するために有効です。「少し良くなったから動いても大丈夫」と早期に運動を再開すると、症状が悪化することがあるため注意が必要になります。
回復期のリハビリ(温熱・ストレッチ)
回復期は患部を温めたりストレッチをしましょう。
急性期を過ぎて痛みが落ち着いてきたら、温熱療法やストレッチを取り入れていきます。温めることで血流が改善し、損傷した組織の回復が促進されるのです。
また、ゆっくりと腓骨筋や周辺の筋肉を伸ばすストレッチは、柔軟性を取り戻すために欠かせません。硬くなった組織をほぐすことで、再発のリスクも減らせます。
専門家の指導を受けながら、自分に合ったリハビリメニューを組み立てることが理想的です。焦って強度の高い運動から始めるのではなく、段階的に負荷を上げていくことが重要になります。
生活習慣の見直し
生活習慣の見直しも回復を早めるポイントです。
靴選びでは、クッション性が高く足首をしっかり支えるものを選ぶことが大切になります。運動量の調整も重要です。練習メニューを見直し、足首への負担が大きい動作を一時的に減らすことで早期の回復が望めます。
体重管理や栄養バランスの改善も、組織の修復を助ける要素となります。「生活全体で腱をいたわる」という意識を持つことが、早期回復への道を開くのです。
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