立ち仕事は多くの人々にとって日常的な業務形態ですが、その一方で立ち仕事で膝が痛くなるという悩みを抱えている人は少なくありません。
特に、長時間の立ち仕事に従事する方々にとって、膝の痛みは避け難い悩みであり、ひどくなると更なる健康問題を引き起こすリスクもあります。
本記事では、これまで膝痛の施術を数多く行ってきた、加古川市のロルク鍼灸整骨院が、立ち仕事による膝の痛みの原因を分析し、それに対する効果的な対策を紹介します。
立ち仕事で膝が痛くなる原因
立ち仕事では膝関節が痛くなる原因を詳しく解説していきます。
20代から40代までの膝が痛い原因
立ち仕事が原因で膝が痛くなることは、特に20代から40代において見られます。
この年齢層では、過度なスポーツによる使い過ぎや、反対に日常生活での運動不足が膝に負担をかける主な原因となります。
更に、長時間の立ち仕事により、膝関節にかかる負担は増加し、筋肉の疲労や関節の損傷が原因で痛みが生じるというパターンが代表的でしょう。
また、体重増加もまた膝の痛みを引き起こす要因となります。
40代から60代までの膝が痛い原因
40代を過ぎると、膝の加齢による変性が始まります。
膝の主な変性は、軟骨が少なくなり膝に抱える負担が増大してしまことです。
この状態で、長時間の立ち仕事を行うことで膝への負担は更に増大してしまい膝が痛くなります。
もちろん、40代~60代においても運動不足や体重の増加は膝痛のリスク要因となるため、十分な注意が必要です。
立ち仕事で膝が痛いときの対処方法&対策
立ち仕事を行う以上、どうしても膝への負担は免れません。
つまり、常日頃から膝が痛くなったときの対処法や対策を講じる必要があるということです。
以下では、その方法を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
RICE処置
立ち仕事中に、膝が急に痛くなった場合、迅速で適切な対処が必要です。
急性の痛みに対する最初のアプローチは、RICE法(Rest:休息、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)を実践することです。
RICE法は、痛みの軽減と炎症の抑制に非常に有効です。
まず、膝を休ませることを最優先にします。
痛みを感じたらすぐに無理な動作を避け、膝に負担がかからないよう安静を保ちます。
次に、患部を冷やしましょう。
冷却することで炎症を抑える効果が期待できます。
冷却は、冷やしたタオルや氷のパックを使用し、15分から20分間行うのが効果的です
また、圧迫も有効な手段です。弾性包帯などを使って患部を軽く圧迫することで、腫れを抑え、痛みを和らげることができます。
ただし、過度な圧迫は血行を阻害するため注意が必要です。
さらに、膝を心臓より高い位置に挙げることで、血液の流れを促進し、腫れを抑える効果があります。
これを実施することで、短期間で痛みの軽減が期待できます。
もちろん、今説明をしたRICE法は救急の処置に過ぎません。痛みや腫れが思うようにひかない場合は医療機関をへの受診を必ず行うようにしましょう。
ストレッチ&セルフマッサージ
膝の痛みを軽減するための効果的な方法として、ストレッチとマッサージがあります。
ストレッチやマッサージが膝の痛みの軽減に効果的な理由は、膝関節周りの筋肉を柔らかくし、血流を促進することで痛みを和らげる効果があるためです。
まず、ストレッチの方法について説明します。
基本的なストレッチとしては、太ももの前側の筋肉を伸ばす「前腿ストレッチ」や、太ももの後ろ側の筋肉を伸ばす「ハムストリングスストレッチ」があります。
前腿ストレッチは、片脚を後ろに持ち上げ、足を掴んで太ももの前面を伸ばす動作です。
ハムストリングスストレッチは、片脚を前に伸ばして地面に固定し、上半身を前に倒すことによって太ももの後ろ側を伸ばす効果があります。
いずれも伸ばし過ぎには注意をして、膝の痛みがひどくなるような動きは避けましょう。
次に、マッサージについてです。
膝周りの筋肉を指や手のひらで軽く押しながらほぐしていくことで、筋肉の緊張を解消し、痛みを軽減することができます。
特に、膝の周囲の筋肉や、太ももの筋肉を重点的にマッサージすることが推奨されます。これにより、緊張している筋肉が緩み、膝関節への負担が減少します。
靴&サポーターの活用
立ち仕事による膝の痛みの対策には、靴やサポーターの活用が効果的です。
適切な靴とサポーターを選ぶことで、膝関節への負担を大幅に減らし、痛みの軽減および予防に役立てることができます。
まず、靴の選び方について説明します。
膝の痛みを軽減するためには、クッション性の高い靴を選ぶことが重要です。
特に、ソールが柔らかく、歩行時の衝撃を吸収するタイプの靴が推奨されます。さらに、足のアーチをサポートする靴を選ぶことも大切で、これにより膝関節の負担を分散し、痛みを減らすことができます。
また、自分の足に合ったサイズの靴を選ぶことも重要です。窮屈な靴や、逆にサイズが大きすぎる靴は、膝に不自然な力をかけることになるため、適切なフィット感を持った靴を選び、長時間の立ち仕事に対応することが大切です。
次に、サポーターの活用について説明します。
膝用サポーターは、膝関節を適度に固定し、サポートする役割を果たします。特に、膝に負担がかからないよう設計されたサポーターは、膝の安定性を向上させ、無理な動きを防ぐ効果があります。サポーターを選ぶ際には、フィット感と通気性を重視することがポイントです。膝にしっかりとフィットし、長時間着用しても蒸れないものがおすすめです。
立ち仕事中で膝が痛いお悩みは加古川市のロルク鍼灸整骨院へ
立ち仕事中で膝が痛いというお悩みをお持ちの方は、一度加古川市のロルク鍼灸整骨院へお越しください。
ロルク鍼灸整骨院では、来院者様の生活の質を重視した施術をご提供させていただきます。
例えば、立ち仕事で膝が痛くなる人に対して「あまり長時間立たないようにしましょう」とアドバイスをしても、現実的ではありません。
それよりも、長時間立たないといけない環境の中でどのようにして膝の痛みを緩和させていくのかを一緒に考えることが大切なのです。
そのため、ロルク鍼灸整骨院ではヒアリングやアドバイスは念入りに行います。もちろん、ご質問やご要望はいつでも仰ってください。懇切丁寧に対応させていただきます。