仙骨座りとは?腰痛になりやすいって本当?対策を加古川市の整骨院が解説

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「仙骨座り」って聞いたことありませんか?

わたしは職業柄、飲食店や病院の待合所などで座っている人の「座り方」をよく見ているのですが、仙骨座りをしている人ってかなり多いんです。

結論から言いますね。

仙骨座りは、腰痛の原因になるため、今すぐにでも辞めることをおすすめします。

本ページでは、そんな仙骨座りについて加古川市のロルク鍼灸整骨院がくわしく解説させていただきます。

仙骨座りがどんな座り方か分からない人はもちろん、なかなか腰痛が改善しない人にとってもヒントが見つかる可能性があります。ぜひ、最後までお読みください!

 

仙骨座りって何?

仙骨座りは、その名前のとおり「仙骨」で座る、座り方を指します。

通常であれば、「坐骨」で座るべきところを、仙骨で座る様子からその名前が付きました。

仙骨座りはご覧のように、椅子に浅く座るような姿勢になります。

 

仙骨座りは腰痛の原因になる?

仙骨座りは腰痛の原因になります。

この座り方を見れば「あ~何となく腰に悪そう」と思いませんか?

こんな座り方が体に良いわけがありません。

とはいえ、わたしも専門家です。もう少し理論的に説明をしていきます。

 

骨盤が後傾してしまう

通常、骨盤はわずかに前傾した状態で座ると、腰椎(腰の骨)は自然なS字カーブを保ちます。

しかし、仙骨座りになると骨盤が後傾する(後ろに倒れる)ため、腰椎の自然なカーブが失われ、過度に平らになる(逆に弯曲する力が働く)ことがあります。

この不自然な腰椎の形状が、椎間板や周囲の筋肉・靭帯に負担をかけ、腰痛の原因となるのです。

 

椎間板への圧が増加する

仙骨座りでは、腰椎に過剰な負担が掛かるため、椎間板にかかる圧力が通常の座り方に比べて大きくなります。

特に腰椎下部(L4~L5、L5~S1)の椎間板は、体重や重力による負荷を過剰に受けるため、椎間板ヘルニアや変性のリスクが高まる特長があります。

つまり、仙骨座りは腰椎椎間板ヘルニアになりやすいといえるでしょう。

 

筋肉への疲労

仙骨座りでは、体を支えるために背中の筋肉(特に脊柱起立筋や多裂筋)が緊張します。

一方、腹筋やお尻の筋肉は使われることがないため、仙骨座りを続けると筋力が低下します。

このアンバランスが長期化すると、腰周りの筋肉が疲労しやすくなり、慢性的な腰痛を引き起こしてしまうのです。

 

仙骨座りは高齢者も要注意

仙骨座りは腰痛の原因となる可能性が十分にありますが、実は腰痛だけではありません。

特に高齢者は以下のリスクが伴います。

 

褥瘡

仙骨座りの姿勢は、皮膚と骨の間の組織が圧迫され、血流が低下しやすくなります。

その結果、酸素や栄養が十分に届かず、細胞が壊死しやすくなるため、褥瘡(床ずれ)が発生するリスクが高まります。

また、座位が安定しないために摩擦やずれも生じやすく、皮膚への負担が増大します。特に長時間同じ姿勢が続くと、褥瘡のリスクはさらに高まります。

 

誤嚥

仙骨座りでは骨盤が後傾し、背中が丸まり、首が前に出る姿勢になります。

この状態では気道が圧迫され、飲み込む際に食道と気道の分岐点が狭まります。

その結果、嚥下(飲み込む動作)が不十分となり、飲食物や唾液が気管に入りやすくなり、誤嚥のリスクが高まるのです。

特に高齢者や筋力が低下している場合は、舌や喉の筋肉の協調が取りづらく、誤嚥性肺炎の原因にもなります。

 

仙骨座りをしないための対策

仙骨座りは百害あって一利なしです。

もし、仙骨座りをしている心当たりがある方は以下の対策を用いて今から仙骨座りを辞めるよう習慣づけることをおすすめします。

 

深く腰掛ける

仙骨座りの多くが椅子に浅く腰を掛ける「浅座り」が発端になっています。

つまり、仙骨座りを辞めるための手軽な対策は、椅子に深く腰を掛ける「深座り」です。

できるかぎりお尻を後ろに引くイメージで座ると仙骨ではなく坐骨で座ることができるため理想の座り方が実現できます。

 

筋力を強化する

腹筋や脊柱起立筋など姿勢を安定させる筋肉が弱くなると正しい座り方が維持できずに仙骨座りになることがあります。

そのため、最低限の筋力は強化する必要があるでしょう。もちろん、ガッツリ筋力トレーニングを行う必要はありません。

簡単にできるスクワットやウォーキングなど日常生活で体を動かす習慣付けることで仙骨座りを防ぐ筋力は十分に身に付きます。

 

道具を使用する

正しく座るための矯正椅子を活用する方法もあります。

ただし、あくまでも初めはご自身の力で道具を使用せずに仙骨座りを辞めてみましょう。

それでも思うように仙骨座りが辞められなかったり、痛みなどの不調が出ている場合は道具の力を借りる検討をしてみても良いかもしれません。

 

正しい座り方の指導なら加古川市のロルク鍼灸整骨院へ

正しい座り方の指導なら加古川市のロルク鍼灸整骨院へお任せください!

もちろん、正しい座り方だけではありません。

  • 正しい歩き方
  • 正しい荷物の取り方
  • 腰痛の原因になる姿勢
  • 腰痛予防に最適なストレッチ

などなど。プロの目線から様々なアドバイスをさせていただきます。

不調を改善させたいのであれば、正しい知識を身に付けることが大切。加古川市のロルク鍼灸整骨院では的確な施術はもちろん、丁寧なアドバイスで不調の再発防止にも力を入れています。

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このブログを書いた人

ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
運営店舗:三ノ宮鍼灸整骨院/住吉鍼灸院・接骨院/小顔ハイフ痩身専門サロン
症状の基本的な原因は患者様が一人一人持っていて、その一つ一つを患者様と共に見つけていく。 そして、最適な施術を提供し、改善した時の喜んで頂いている時の患者様の笑顔。患者様から頂く「ありがとう」の一言。 それを求めて日々頑張っています。整形外科や歯科医師とも連携し、患者さんに適切な治療ができるようにこれからも頑張ります。