「足の甲が痛くて歩くのがつらい」
「朝起きて立つと足の甲がズキッと痛む」
このような症状に悩まされていませんか?足の甲の痛みは、日常生活の基本動作である歩行や立位に大きな支障をきたすため、早めの対処が重要になります。
加古川市の整骨院でも、足の甲の痛みを訴える患者さんは増えており、特にランニングやウォーキングを日課にしている方、立ち仕事の方からの相談が多く寄せられています
痛みの原因は様々で、適切な対処法も原因によって異なるため、正しい知識を持つことが大切です。今回は、足の甲が痛くなる原因と、歩くと悪化する理由、効果的な対策について加古川市のロルク鍼灸整骨院が詳しく解説していきます。
足の甲が痛い原因とは?

足の甲の痛みの原因はいくつか考えられます。
足の甲の痛みは、骨・関節・筋肉・神経など複数の組織の問題が関係して起こるからです。
足の甲には細かい骨が多く、様々な腱や靭帯、神経が複雑に絡み合っているため、負担がかかりやすい部位なのです。
以下に原因別に詳しく解説していきます。
疲労骨折
疲労骨折によって足の甲が痛む場合があります。
疲労骨折は足の甲が痛む原因として見逃されやすいものですが、実は比較的多く発生しています。繰り返しの負荷により骨に微細なひびが入ることで、徐々に痛みが強くなっていくのが特徴です。
ランニングやジャンプを繰り返すスポーツ、長時間の立ち仕事などで起こりやすく、特に中足骨という足の甲の骨に発生することが多い傾向があります。初期は軽い違和感程度ですが、放置すると完全骨折にいたる可能性もあるため注意が必要です。
疲労骨折は一般的なレントゲン検査では初期段階で発見できないことも多く、MRI検査が必要になる場合があります。
腱や靭帯の炎症
腱や靭帯の炎症によって足の甲が痛む場合があります。
長時間の歩行や急な運動により、足の甲を走る腱や靭帯に炎症が起こることがあります。特に長母趾伸筋腱や長趾伸筋腱といった、足指を動かすための腱に炎症が生じやすい傾向があります。
腱鞘炎になると、足指を動かしたり、靴を履いたりする際に痛みが強くなります。また、足首を捻挫した後に適切なケアをしなかった場合、足の甲の靭帯が慢性的な炎症状態になることもあるので注意が必要です。
炎症部位を押すと痛みがあり、腫れや熱感を伴うことが特徴です。
神経痛や圧迫
神経痛や圧迫によって足の甲が痛む場合があります。
靴による締め付けで長時間の圧迫されることにより足の甲を走る神経が圧迫され足の甲から足指にかけて電気が走るような痛みを感じます。
また、ハイヒールや先の細い靴でも神経圧迫が起こりやすくなります。足の甲にガングリオンという良性の腫瘤ができて神経を圧迫するケースも見逃せません。
神経性の痛みは、ピリピリ、ジンジンといった独特の痛みを伴うことが特徴です。
歩くと足の甲が痛くなる理由

歩行時には足の甲に体重がかかり、様々な動きが加わるため痛みが強まりやすくなります。
正常な歩行では、かかとから着地して足の甲を通過し、つま先で蹴り出すという一連の動作を繰り返すからです。
ではなぜ歩くと足の甲が痛くなるのでしょうか。
以下で理由別に詳しく解説していきます。
荷重の集中
歩くと足の甲が痛くなる理由は荷重の集中です。
蹴り出しの際には足の甲に体重の数倍もの力がかかります。そのため重い荷物を持って歩いた場合足の甲に負担が集中してしまうのです。
特に前足部に体重がかかりやすい歩き方をする人は、足の甲への負担が大きくなる傾向があるでしょう。
つま先立ちや階段の昇降では、通常の歩行よりもさらに大きな負荷が足の甲にかかります。また、ジャンプや走る動作では衝撃も加わるため、より症状が悪化しやすくなるのです。
体重が重い方や、荷物を持って歩く機会が多い方は、足の甲への負担がさらに増加することになり足の甲に痛みがでてしまいます。
靴の影響
歩くと足の甲が痛くなる理由は靴の影響です。
サイズが合わない靴や硬い靴底の靴は、足の甲の痛みを悪化させる大きな要因となります。小さすぎる靴では足の甲が圧迫され、大きすぎる靴では足が靴の中で滑って不自然な力がかかってしまうからです。
靴紐をきつく結びすぎると足の甲の血流が悪くなり、神経も圧迫されて痛みが増強されます。また、クッション性のない硬い靴底では、歩行時の衝撃が直接足の甲に伝わってしまうのです。
ハイヒールでは前足部に体重が集中するため、足の甲だけでなく足指の付け根にも大きな負担がかかり痛みの原因となります。
姿勢や歩き方の癖
歩くと足の甲が痛くなる理由は姿勢や歩き方の癖です。
猫背や骨盤の前傾・後傾と言った不良姿勢により、足の甲への負担が集中してしまいます。
内股歩きや外股歩き等の歩行の癖も、足の甲の特定部位に過度な負荷をかける原因となります。また、足首が硬くて可動域が狭い場合、本来足首で吸収すべき衝撃が足の甲に伝わってしまい足の甲の痛みの原因となります。
片足に体重をかけて立つ習慣がある方は、左右のバランスが崩れて一方の足だけに痛みが出ることもあります。
足の甲の痛みを解消する方法
適切な靴選び・ストレッチ・インソールの活用により、足の甲の痛みの改善が期待できます。
原因に応じた対処法を選択することで、より効果的な改善を図ることができるでしょう。
方法別に以下に詳しく解説していきます。
靴を見直す
足の甲の痛みを解消するには普段はいている靴を見直しましょう。
幅広でクッション性のある靴を選ぶことが、足の甲の痛み改善の第一歩となります。足の甲の部分に余裕があり、圧迫感のない靴を選ぶことが重要です。
靴紐の結び方も工夫が必要で、足の甲を避けるように紐を通す「パラレルレーシング」という方法も効果的でしょう。また、伸縮性のある素材でできた靴や、足の甲部分にストレッチ素材を使用した靴もおすすめです。
インナーソールやインソールが取り外せる靴を選ぶと、クッション性の調整がしやすくなります。立ち仕事の方は、特に衝撃吸収性に優れた靴底の靴を選ぶことが大切です。
足裏やふくらはぎのストレッチ
足の甲の痛みを解消するには足裏やふくらはぎのストレッチをしましょう。
筋肉の緊張をほぐして血流を改善することで、足の甲の痛みを軽減できます。
足裏のストレッチでは、足指をグーパーと動かしたり、タオルを足指で掴む運動が効果的です。
ふくらはぎのストレッチも重要で、壁に手をついて片足を後ろに引き、アキレス腱を伸ばす動作を20〜30秒キープします。これにより足全体の柔軟性が向上し、足の甲への負担が軽減されるでしょう。
また、入浴後に足の甲を優しくマッサージすることで、血行促進と筋肉の緊張緩和が期待できます。痛みのある部分は強く押さず、周辺をほぐすようにしましょう。
インソールやサポーターの活用
インソールやサポーターの活用をするのも足の甲の痛みの解消に有効です。
足のアーチを支えるインソールを使用することで、足の甲への負担を分散させることができます。特に偏平足や開張足がある方は、アーチサポート機能のあるインソールが効果的です。
足の甲部分にクッション性の高いパッドが付いたインソールも、歩行時の衝撃を和らげる効果があります。また、足の甲をサポートするテーピングも、一時的な痛みの軽減に果的です。
足首のサポーターを使用して安定性を高めることで、間接的に足の甲への負担を減らすこともできます。
病院で受診すべき症状
強い痛みや腫れが続く場合は、整形外科でのくわしい診断が必要になります。
自己判断で放置すると、症状が悪化したり慢性化したりする可能性があるため注意が必要です。
以下の場合は病院で受診することをおすすめします。
歩行困難や強い腫れ
歩行困難や強いはれがある場合は病院で受診しましょう。
歩くことが困難なほどの強い痛みがある場合や、明らかな腫れや変形が見られる場合は、骨折や靭帯の重度損傷の可能性があります。疲労骨折が完全骨折に進行している場合もあるため、速やかな受診が必要です。
足の甲を軽く押しただけで激痛が走る場合や、夜間に痛みで眠れない場合も、専門的な治療が必要なサインです。レントゲンやMRI検査により正確な診断を受けることが重要になります。
発熱や赤み、熱感を伴う場合は、感染症や痛風などの可能性もあるため、緊急性が高いです。
しびれや感覚異常
しびれや感覚異常がある場合は病院で受診しましょう。
足の甲から足指にかけてしびれを感じたり、感覚が鈍くなったりしている場合は、神経の圧迫や損傷が疑われます。長時間靴を履いた後だけでなく、安静時にもしびれが続く場合は注意が必要です。
足指に力が入りにくい、細かい動作ができないなどの症状がある場合も、神経系の問題が考えられます。これらの症状は放置すると悪化する可能性が高いため、早期の受診をおすすめします。
糖尿病などの基礎疾患がある方は、末梢神経障害のリスクが高いため特に注意が必要です。
足の甲の痛みは加古川市のロルク鍼灸整骨院へ!

加古川市のロルク整骨院では骨格調整や筋膜リリース、歩行指導などにより、体全体のバランスを整えて根本的な改善をサポートしています。
早めの適切な対処により、快適な歩行を取り戻すことが可能です。
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