
「お尻から足にかけてのしびれや痛みが辛い」
「テレビで見た方法を試してみたけど、本当に効果があるのか不安」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。坐骨神経痛は中高年によく見られる症状で、NHKの「ためしてガッテン」でも取り上げられたことがあります。
しかし、テレビで紹介された方法がすべての人に当てはまるとは限りません。
坐骨神経痛の原因は様々で、適切な対処法も人によって異なるからです。
今回は、加古川市のロルク鍼灸整骨院の視点から、番組で紹介された坐骨神経痛の治し方が正しい方法なのかを詳しく解説していきます。
ためしてガッテンで紹介された坐骨神経痛の治し方とは?
ためしてガッテンでは「ストレッチや運動で血流を改善すること」が坐骨神経痛の改善法として紹介されました。番
組では、長時間のデスクワークや運動不足により筋肉が硬くなり、それが神経を圧迫して痛みが生じるというメカニズムが説明されていました。
ストレッチ名 | 効果が期待できる場合 | 注意が必要な場合 |
---|---|---|
膝抱えストレッチ | • 梨状筋症候群 • お尻の筋肉の緊張が原因 • 慢性的な軽度の坐骨神経痛 • 運動不足による筋肉の硬化 • 安定した症状の場合 |
• 急性期の強い腰痛 • 椎間板ヘルニア(前屈で悪化するタイプ) • 腰椎すべり症 • 股関節に問題がある場合 • 足に強いしびれがある場合 |
片足立ちストレッチ | • 梨状筋症候群 • デスクワークによる筋緊張 • 座位での作業が多い人 • お尻の深部筋肉の硬化 • 軽度から中等度の症状 |
• 股関節の可動域制限 • 変形性股関節症 • 腰椎の前弯が強すぎる場合 • バランス感覚に問題がある場合 • 座位で症状が悪化するタイプ |
自転車の前かがみ姿勢 | • 脊柱管狭窄症 • 間欠性跛行がある場合 • 伸展(反る動作)で症状悪化 • 高齢者の坐骨神経痛 • 歩行時に症状が強くなる場合 |
• 椎間板ヘルニア • 前屈で症状が悪化するタイプ • 腰椎すべり症 • 急性期の炎症 • 姿勢性腰痛がある場合 |
・症状が軽度から中等度
・筋肉の緊張が主な原因
・慢性的で安定した症状
・運動不足や同一姿勢が原因
・発症から2週間以内の急性期
・強い痛みやしびれがある
・ストレッチで症状が悪化する
・足の筋力低下や感覚麻痺がある
・歩行困難や排尿障害を伴う
・痛みのない範囲で行う
・1〜2週間続けても改善しない場合は中止
・症状が悪化した場合は即座に中断
・専門家の診断を受けてから実践することが理想的
①膝抱えストレッチ
番組で最初に紹介されたのは、仰向けに寝て片足を胸に引き寄せる「膝抱えストレッチ」でした。
痛みのある側の膝を両手で抱え、胸に向かってゆっくりと引き寄せて20〜30秒キープする方法です。この動作により梨状筋が効果的に伸ばされ、坐骨神経への圧迫が軽減されるとされていました。
このストレッチは簡単で安全性が高く、ベッドの上でも行えるため多くの人が取り組みやすいという利点があります。ただし、腰痛が強い急性期には症状を悪化させる可能性もあるため注意が必要になります。
②片足立ちストレッチ
椅子に座って足首を反対側の膝に乗せ、上体を前に倒す「片足立ちストレッチ」も番組の目玉として紹介されました。
椅子に座った状態で、痛む側の足首を反対の膝に乗せて「4」の字を作り、背筋を伸ばしたまま上体をゆっくりと前に倒していく方法です。
このストレッチはお尻の奥にある梨状筋を効率的に伸ばすことができ、デスクワーク中でも実践できるという実用性の高さが番組では強調されていました。
しかし、腰椎の前弯が強い人や股関節に問題がある人には適さない場合もあります。
③自転車の前かがみ姿勢
番組では症状改善のメカニズムとして、自転車に乗るときの前かがみ姿勢が脊柱管を広げて神経の圧迫を和らげるという説明もありました。
実際に自転車をこぐような前かがみの姿勢を取ることで、腰部の脊柱管が拡がり、神経への圧迫が軽減されるとされていたのです。
この姿勢は脊柱管狭窄症の患者さんが楽に歩けるようになる理屈としても紹介されており、手押し車を使った歩行訓練の根拠としても説明されていました。ただし、椎間板ヘルニアの場合は前かがみ姿勢で症状が悪化することもあるため、原因の見極めが重要になります。
番組の構成としては、実際に症状に悩む方々がこれらの方法を実践して改善したという事例も含まれており、視聴者にとって希望を与える内容になっていました。
番組内容のポイント
運動不足の解消と神経圧迫の軽減を目的としていた点が番組の主なメッセージでした。
現代人の生活習慣、特に長時間の座り仕事により筋肉が硬くなることで坐骨神経が圧迫される仕組みを分かりやすく説明していました。
番組では「筋肉をほぐして血流を良くすれば、多くの坐骨神経痛は改善できる」という前向きなメッセージが伝えられていました。
これは確かに一面では正しい情報といえますが、すべてのケースに当てはまるわけではないという点については、あまり詳しく触れられていませんでした。
ためしてガッテンの治し方は正しい?整骨院の見解
ストレッチや運動は確かに有効な方法ですが、すべての坐骨神経痛に対して十分とは限りません。
番組で紹介された方法は、特定のタイプの症状には効果的である一方、原因によっては期待するような改善が得られない場合もあるのが実情です。
ストレッチの効果と限界
軽症の梨状筋症候群や筋肉の緊張による坐骨神経痛なら、ストレッチによる改善が期待できます。特に、運動不足や長時間のデスクワークが原因となっている場合には、番組で紹介されたような方法が有効性を発揮することが多いでしょう。
しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、構造的な問題が背景にある場合は、ストレッチだけでは根本的な解決にならないことがあります。また、急性期で炎症が強い時期にストレッチを行うと、かえって症状を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
無理にストレッチを続けて症状が悪化したり、数週間続けても改善が見られなかったりする場合は、他の治療法を検討することが大切になります。
◎坐骨神経痛を早く治す方法を8つのポイントで加古川市の整骨院が解説⇒
医療機関での治療が必要なケース
強いしびれや歩行障害がある場合は、セルフケアだけでなく医療機関での専門的な治療が必要になります。特に、足に力が入りにくい、感覚が鈍い、排尿に問題があるといった症状がある場合は、神経の圧迫が深刻な状態にある可能性があります。
このような症状が現れている場合、整形外科でのMRI検査や神経学的検査により正確な診断を受け、必要に応じて薬物療法や神経ブロック注射、場合によっては手術といった治療選択肢を検討することになります。
早期に適切な治療を受けることで、症状の進行を防ぎ、日常生活の質を保つことができるため、我慢せずに専門医に相談することが重要です。
坐骨神経痛を治すには原因の理解が最重要
坐骨神経痛は、原因によって治し方は大きく異なるため、まずは正しい診断を受けることが重要になります。
坐骨神経痛は症状の名前であり、その背景にある原因は人によって様々だからです。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の一部が飛び出して神経を直接圧迫することで痛みやしびれが起こります。
この場合、単純なストレッチだけでは根本的な改善は困難なことが多いのが現実です。
ヘルニアによる坐骨神経痛は、前かがみの姿勢で症状が悪化することが特徴的で、咳やくしゃみをした際に痛みが増強することもあります。また、足の特定の部分にしびれが現れたり、筋力低下が生じたりすることもあるため、専門的な診断と治療が必要になる場合が多いでしょう。
梨状筋症候群
梨状筋症候群は、お尻の奥にある梨状筋が硬くなることで坐骨神経を圧迫して痛みが生じる状態です。この場合は、ためしてガッテンで紹介されたようなストレッチが非常に有効になります。
梨状筋症候群による坐骨神経痛は、椅子に長時間座っていた後に症状が現れやすく、歩いているうちに徐々に楽になることが多いという特徴があります。また、股関節を内側にひねる動作で痛みが誘発されやすいのも特徴のひとつです。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、加齢により脊椎の変形が進行し、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで起こります。
この状態では間欠性跛行という症状が特徴的で、歩いていると痛みやしびれが強くなり、少し休むと楽になるというパターンを繰り返します。
脊柱管狭窄症の場合、ストレッチや運動だけでは十分な改善が期待できないことが多く、医療機関での専門的な治療が必要になることがほとんどです。症状が進行すると手術が検討される場合もあるため、早めの診断が重要になります。
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ロルク鍼灸整骨院では以下の特長から、坐骨神経痛でお悩みの多くの方にご支持いただいております。
独自の全身調整法
加古川市のロルク鍼灸整骨院の特徴は「全身調整法」と呼ばれる施術を行うことです。
たとえば、坐骨神経痛に対してお尻をほぐす施術だけを行っても思うような効果は期待できません。
問題は全身のバランスです。
ロルク鍼灸整骨院では、独自の全身調整法で頑固な坐骨神経痛に対しても全身への観察&施術を行います。
これまで、整体やもみほぐし店で坐骨神経痛の施術を受けても「その場だけ」の効果しか実感できなかった方にはロルク鍼灸整骨院の全身調整を強くおすすめします。
日々の研修&情報収集
医学は日々進歩しています。
とくに坐骨神経痛に関しては未知な部分も多い症状のため、日々の情報収集は常に行っています。
また、ロルク鍼灸整骨院では、日々変わりゆく情報を1日でも早く収集し、スタッフ全員に共有。定期的に行われる研修&勉強会で、スタッフ全員が同程度のスキルを持つことで、どのスタッフの施術を受けても満足度の偏りがないよう努めています。
徹底したヒアリング&アドバイス
話を聞いてくれない。
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ロルク鍼灸整骨院では、このようことは絶対にありません。
日常生活と関連の深い坐骨神経痛を改善するためには、入念なヒアリングと徹底したアドバイス必要不可欠です。
このふたつを疎かにして根本改善はあり得ません。
何か分からないことは遠慮なさらずにご質問ください。
お気軽にご相談ください
もし悩まれている方は、一度、ご相談ください。
相談は無料で行っております。