肩こりで息苦しさを感じる原因&解決策を加古川市の整骨院が解説

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「肩こりがひどくなってから、なんだか息苦しい」

「デスクワークをしていると胸が圧迫される感じがする」

このような症状に悩んでいませんか?

一見すると肩こりと呼吸は関係ないように思えますが、実は密接なつながりがあります。

加古川市のロルク鍼灸整骨院においても、肩こりと同時に息苦しさを訴える患者さんが数多く来院されます。

多くの方が「心臓や肺に問題があるのでは?」と不安に感じていますが、実際には肩や胸周りの筋肉の緊張が原因となっているケースが大半です。

今回は、なぜ肩こりで息苦しさを感じるのか、その原因と効果的な解決策について詳しく解説していきます。

 

肩こりで息苦しさを感じるのはなぜ?

肩こりで息苦しさを感じる代表的な原因は以下のとおりです。

 

呼吸筋(斜角筋・小胸筋)の緊張

肩こりで息苦しさを感じる原因のひとつが呼吸筋の緊張です。

呼吸には、横隔膜だけでなく、首や胸周りの多くの筋肉が関わっています。特に重要なのが斜角筋と小胸筋です。斜角筋は首の両側にある筋肉で、深い呼吸をするときに肋骨を引き上げる働きをします。小胸筋は胸の前面にあり、肋骨を持ち上げて胸郭を広げる役割を果たしています。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、これらの筋肉が緊張し、硬くなってしまいます。筋肉が硬くなると、肋骨の動きが制限され、肺を十分に膨らませることができなくなります。その結果、浅い呼吸しかできず、息苦しさを感じるようになります。

 

自律神経の乱れ

自律神経の乱れも肩こりで息苦しさを感じる原因のひとつです。

慢性的な肩こりは、自律神経のバランスにも大きな影響を与えます。痛みや不快感が続くことで交感神経が優位になり、体が常に緊張状態になってしまうのです。

交感神経が優位になると、呼吸は浅く速くなる傾向があります。これは、体が「緊急事態」と判断して、素早く行動できるよう準備している状態です。しかし、この状態が長時間続くと、十分な酸素を取り込むことができず、息苦しさや不安感を感じるようになります。

さらに、浅い呼吸が続くことで血液中の二酸化炭素濃度が低下し、これがさらに息苦しさや不安感を増強させる悪循環を生み出します。このような状態は「過換気症候群」と呼ばれ、肩こりが原因となることも少なくありません。

 

姿勢の悪化(猫背・巻き肩)

姿勢の悪化も息苦しさと関係します。

デスクワークを続けていると、自然と前かがみの姿勢になり、猫背や巻き肩の状態が定着してしまいます。この姿勢は、胸郭を圧迫し、肺の膨張を防ぎます。

正常な姿勢では、背筋が伸びて胸が開いているため、肺が十分に膨らむ空間があります。しかし、猫背になると肩が前に出て胸が縮こまり、肺の膨張スペースが制限されてしまうのです。

また、この姿勢では横隔膜の動きも制限されます。横隔膜は呼吸の主役となる筋肉ですが、前かがみの姿勢では十分に下に下がることができず、深い呼吸ができなくなります。その結果、常に浅い呼吸しかできず、息苦しさを感じるようになるのです。

 

肩こりによる息苦しさと病気の違い

肩こり由来の息苦しさは動作や姿勢により症状が変化しますが、心臓・肺疾患の場合はそれとは異なる特徴があります。適切な判断により、重大な疾患を見逃すことなく対処できます。

 

項目 肩こり由来の息苦しさ 病気由来の息苦しさ
症状の出現タイミング デスクワークや前かがみ姿勢で悪化 安静時にも出現、動作に関係なく続く
息苦しさの性質 「深く吸えない」「胸が詰まった感じ」 「息が足りない」「空気が薄い感じ」
姿勢との関係 背筋を伸ばすと楽になる 姿勢を変えても改善しない
ストレッチの効果 肩甲骨のストレッチで改善 ストレッチでは改善しない
症状の進行 徐々に始まり、時間で変動 突然始まる、または徐々に悪化
運動時の症状 軽い運動で改善することがある 軽い運動でも強い息切れ
夜間・就寝時 横になると楽になることが多い 横になると悪化、夜間に呼吸困難
随伴症状 首・肩・背中のこりや痛み 胸痛・動悸・冷や汗・吐き気・しびれ
呼吸音 正常(雑音なし) ヒューヒュー音(喘鳴)、咳・痰を伴う
温熱療法の効果 入浴や温めで楽になる 温めても改善しない
緊急受診の目安 通常は不要
(改善しない場合は相談)
胸痛・動悸・強い息切れがある場合は緊急受診
💡 セルフチェックのポイント:
・肩甲骨のストレッチを5分程度行って症状が改善するか確認
・深呼吸を意識的に行った時に楽になるかチェック
・姿勢を正した時に息苦しさが軽減するか観察
⚠️ 注意事項:
少しでも心配な症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。特に中高年の方や基礎疾患をお持ちの方は、早めの相談をおすすめします。

肩こり由来の特徴

肩こりが原因の息苦しさには、いくつかの特徴的なパターンがあります。

まず、症状の程度が姿勢や動作によって変化することです。前かがみの作業を続けているときに症状が強くなり、背筋を伸ばしたり深呼吸をしたりすると楽になります。

また、肩や首のストレッチを行うことで息苦しさも改善することが多いのも特徴です。筋肉の緊張がほぐれることで、呼吸筋の動きが改善し、深い呼吸ができるようになります。

症状の現れ方も、徐々に始まり徐々に悪化するパターンが一般的です。突然激しい息苦しさが現れることは少なく、「なんとなく息が浅い」「胸が重い感じがする」といった軽い症状から始まることが多いです。

 

心疾患・肺疾患の可能性

一方、心疾患や肺疾患が原因の息苦しさには、肩こりとは異なる特徴があります。

最も重要な違いは、安静にしていても症状が現れることです。動作や姿勢に関係なく息苦しさが続く場合は、内臓の疾患が疑われます。

胸の痛みを伴う息苦しさは特に注意が必要です。狭心症や心筋梗塞では、胸の圧迫感や締め付けられるような痛みと同時に息苦しさが現れます。また、動悸や冷や汗、吐き気などの症状を伴うことも多いです。

肺疾患の場合は、咳や痰を伴うことが多く、階段の上り下りなどの軽い運動でも強い息切れを感じます。喘息の場合は、ヒューヒューという喘鳴音が聞こえることもあります。これらの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

 

肩こりによる息苦しさを改善する方法

肩甲骨周りのストレッチ・温熱療法・姿勢改善により、多くの場合症状を軽減できます。これらの方法は、根本的な原因である筋肉の緊張を和らげ、正常な呼吸機能を回復させることを目的としています。

 

肩甲骨周りのストレッチ

胸を開く運動は、縮こまった胸の筋肉を伸ばし、呼吸筋の柔軟性を回復させる効果があります。最も効果的なのは、壁を使ったストレッチです。壁に片手をついて体を前に出すことで、小胸筋を効果的にストレッチできます。

肩甲骨を寄せる運動も重要です。両手を後ろで組んで胸を張る動作を10秒間キープし、これを数回繰り返します。この運動により、猫背で丸まった姿勢をリセットし、呼吸しやすい姿勢を作ることができます。

首の側面をストレッチすることで斜角筋の緊張も和らげることができます。頭を横に傾けて反対側の手で軽く引っ張るようにストレッチします。この際、息を止めずに深い呼吸を続けることが重要です。

◎参照:肩こりストレッチはやりすぎると逆効果!?加古川市の整骨院が解説

 

温熱療法

蒸しタオルや温湿布による温熱療法は、筋肉の血流を改善し、緊張を和らげる効果があります。特に首の前面から胸にかけての部分を温めることで、呼吸筋の柔軟性が向上します。

入浴も非常に効果的な温熱療法です。38〜40度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、全身の血流が改善し、筋肉の緊張が和らぎます。入浴中は意識的に深い呼吸を行うことで、さらに効果を高めることができます。

温熱療法を行う際は、温めた後にゆっくりとストレッチを行うとより効果的です。筋肉が温まって柔らかくなった状態でストレッチすることで、より深く筋肉を伸ばすことができます。

◎参照:50肩は「温めるor冷やす」どちらが正解?加古川市の整骨院が解説

 

姿勢改善とデスク環境調整

デスクワークでの姿勢改善は、肩こりによる息苦しさの予防と改善に最も重要なポイントです。モニターの高さは目線と同じか、やや下になるよう調整し、前かがみにならないようにします。

椅子の高さも重要で、足裏全体が床につき、膝が90度程度になるよう調整します。背もたれをしっかりと背中につけ、腰のカーブを保持することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

1時間に1回は席を立って軽くストレッチすることを習慣にしましょう。肩回し運動や胸を開く動作を数分間行うだけでも、筋肉の緊張をリセットし、息苦しさを予防することができます。

ストレートネックの治し方|知恵袋の投稿を加古川市の整骨院が訂正&解説

 

肩こりでお悩みなら加古川市のロルク鍼灸整骨院へお任せください!

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当院では独自の全身調整法で肩こりの“原因”を根絶させる施術を行っています。

これまでどこの整骨院でも思うような効果が出なかった方は、一度加古川市のロルク鍼灸整骨院へお越しください!

 

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このブログを書いた人

ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
運営店舗:三ノ宮鍼灸整骨院/住吉鍼灸院・接骨院/小顔ハイフ痩身専門サロン
症状の基本的な原因は患者様が一人一人持っていて、その一つ一つを患者様と共に見つけていく。 そして、最適な施術を提供し、改善した時の喜んで頂いている時の患者様の笑顔。患者様から頂く「ありがとう」の一言。 それを求めて日々頑張っています。整形外科や歯科医師とも連携し、患者さんに適切な治療ができるようにこれからも頑張ります。