「娘が学校から帰ったら急に膝が痛いと言い出した」

「特にスポーツをしているわけでもないのに急に膝が痛くなった」

「急に膝が痛くなるのは何か悪い病気の前兆？」

高校生の女子で膝が急に痛くなると、「何か悪い病気なのでは？」と不安になりますよね。

加古川市のロルク鍼灸整骨院では連日多くの膝痛でお悩みの方が来院されますが、高校生のように若い世代の膝痛も多い印象です。

※膝痛が若い人に広がっている原因と対策を加古川市の整骨院が解説⇒

本ページでは、高校生の女子で急に膝が痛くなる原因と改善方法に焦点をあてて、加古川市のロルク鍼灸整骨院がくわしく解説させていただきます。

高校生女子が急に膝が痛くなる原因

高校生の女子が急に膝が痛くなる原因は以下のとおりです。

ご自身、またはお子さまの状況と照らし合わせながらご覧ください。

成長痛（オスグッド・シュラッター病）

高校生の女子が急に膝が痛くなる原因のひとつに、成長痛があります。

特に、成長期にあたる10代の時期には、骨の成長が急速に進み、筋肉や腱がその成長に追いつかないことがあります。

この現象が、オスグッド・シュラッター病と呼ばれる膝の痛みを引き起こします。

これは、太ももの前側にある大腿四頭筋が、膝の下の脛骨（すねの骨）に付着する部分に過度な引っ張り力をかけることで、炎症や痛みを引き起こす状態です。

特に、小～中学生にみられるオスグッドですが高校生でも発症することがあります。

この痛みは、膝の前面や下部に集中し、触れると腫れを感じるケースもあります。

成長期特有の現象であり、成長が落ち着くと痛みも緩和しますが、急な痛みが出ることが特徴のため焦らずに対処しましょう。

スポーツ＆運動による膝への負荷

高校生の女子にとって、部活や日常の体育活動が膝の痛みを引き起こすこともあります。

特にバレーボール、バスケットボール、サッカーなど、膝に繰り返し負担がかかる運動を行う場合、膝への過度な負荷がかかりやすくなります。

膝関節は、体重を支える重要な役割を持っており、ジャンプや急な方向転換といった動作は、膝周りの筋肉や靭帯にとって大きな負担です。

また、女子は男子に比べて筋力が弱いため、膝を支える筋肉が不十分な場合、膝への負担が直接的にかかりやすくなります。

その結果、膝の軟骨や靭帯にダメージが蓄積し、痛みが生じることがあります。

膝蓋大腿関節痛症候群（PFPS）

高校生の女子が膝に痛みを感じる原因として、膝蓋大腿関節痛症候群（Patellofemoral Pain Syndrome: PFPS）も考えられます。

膝蓋大腿関節痛症候群は、膝蓋骨（膝のお皿）が正常な軌道で動かず、太ももの骨との間に摩擦が生じることで痛みが発生します。

膝の前面や膝蓋骨周辺に痛みを感じるのが特徴で、階段を上り下りする際や長時間座った後に膝を動かすと痛みが強くなることがあります。

この症状は、筋力のアンバランスや膝蓋骨の動きが正常でないことが原因です。

例えば、大腿四頭筋の内側と外側の筋力バランスが崩れると、膝蓋骨が正常な位置からずれてしまい、痛みが発生します。

特に女子は骨盤が広いため、膝にかかる角度が大きく、膝蓋大腿関節痛症候群を引き起こしやすいと言われています。

靭帯や半月板の損傷

急な膝の痛みの原因として、靭帯や半月板の損傷も挙げられます。

高校生の女子は、スポーツや運動において、膝に強い衝撃や負荷をかけることが多く、これが膝関節内の靭帯や半月板に損傷を引き起こすことがあります。

特に、前十字靭帯（ACL）の損傷は、膝の痛みとともに不安定感を引き起こし、膝が「抜ける」ような感覚が伴うことがあります。

また、半月板は膝関節のクッションの役割を果たしており、ジャンプや急な方向転換による衝撃で損傷しやすい部分です。

半月板損傷の場合、膝を曲げ伸ばしする際に痛みが走り、腫れや可動域の制限が見られることがあります。

筋力不足＆筋バランスの乱れ

筋力不足や筋バランスの乱れも、膝の痛みを引き起こす原因です。

特に、大腿四頭筋やハムストリングス、ふくらはぎの筋肉が十分に発達していない場合、膝関節を適切に支えられず、負荷が直接関節にかかってしまいます。

さらに、特定の筋肉が過度に発達している一方で、他の筋肉が十分に鍛えられていない場合も、膝にかかる負担がアンバランスになり、痛みを引き起こします。

女子は一般的に男子に比べて筋力が弱い傾向にあり、特に運動をしている場合でも、筋力トレーニングが不十分だと膝の痛みが生じやすくなります。

また、容姿へのこだわりが強い時期のため過度なダイエットやスタイル維持などにおいて必要十分な筋力がない高校生も多く、このような原因から膝の痛みを感じることもあります。

姿勢の悪さや歩行の癖

高校生の女子に見られる膝の痛みは、姿勢の悪さや歩行の癖が原因となることもあります。猫背や反り腰、足を引きずるように歩くといった姿勢の乱れは、膝に不自然な負荷をかける原因となります。特に膝関節に対する圧力が一定でない場合、特定の部位に過度なストレスがかかり、痛みが生じやすくなります。

また、ヒールの高い靴を履くことが多い女子の場合、膝の角度が通常よりも強くなり、膝関節に負担がかかりやすくなることがあります。こうした姿勢や歩行の乱れは、長期間続くと膝の関節や靭帯に慢性的なストレスを与え、痛みを引き起こす原因となります。

過剰な体重や体重の増加

筋力不足が膝の痛みの原因にある一方で、体重が増加し過ぎるのも同様の原因となります。

膝関節は体重を支える重要な役割を担っており、特に体重が増えると膝にかかる負荷が大きくなります。

体重が増えることで、膝の軟骨や関節に対する圧力が高まり、痛みが引き起こされやすくなります。

過度の体重は、膝関節へのダメージを蓄積させ、長期的には関節痛や変形性膝関節症などのリスクを高める要因にもなります。

高校生女子が急に膝が痛くなったときの対処方法

高校生の女子が急に膝が痛くなったときの対処方法は以下のとおりです。

アイシング

膝の痛みをとるためには、まずアイシングを行いましょう。

膝の痛い部分に、氷水を入れたアイスバックをあてることで、痛みの緩和が期待できます。

アイシングは20～30分程度。冷やし過ぎると体の冷えのリスクを伴うため実施時間を守るようご注意ください。

安静

膝の痛みがある場合は、無理をせずにスポーツや部活動を休むことも大切です。

特に、スポーツ競技の部活動をされている高校生の場合、レギュラー争いや大会前などの事情で部活動を休もうとしない方が目立ちます。

このような場合が自己判断せずに、整形外科や整骨院などの専門家の見解を聞いたうえで部活動の実践を検討する方法をおすすめします。

膝痛でお悩みの方は加古川市のロルク鍼灸整骨院

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ロルク鍼灸整骨院では、膝痛の根本的な原因を見つけ出し的確な施術を行うことで、思うように改善しなかった膝痛を改善へと導きます。

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