腰痛の電気治療は意味ない?効果と限界を柔道整復師が解説

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腰痛の患者さんによく聞かれる質問があります。

「電気治療って意味あるの?」

 

正直にお答えすると、電気治療は万能ではありません。研究でも、電気治療だけで慢性腰痛が良くなるという結論は出ていないのが実情です。

ただし、使いどころを見極めれば役に立つ場面があるのも事実です。大切なのは、電気治療に何ができて、何ができないかを知っておくことになります。

本ページでは、腰痛に対する電気治療について、柔道整復師の国家資格を持つ加古川市のロルク鍼灸整骨院が、現場の実感も含めて率直に解説します。

 

電気治療って何?|腰痛に使われる電気治療の種類と目的

電気治療とは、体に電流を流すことで、痛みの緩和や筋肉の緊張の軽減、血行を促すことなどを目的とした方法です。

電気治療と聞くと「低周波治療器」をイメージする方が多いですが、実際にはいくつか種類があり、狙いも異なります。

 

低周波治療

低周波治療は、1〜100Hzほどの周波数を用いた電気療法です。

この周波数帯は筋肉を収縮させやすく、リズミカルな刺激で筋肉のポンプ作用を促します。血流が促され、筋肉のこわばりが和らぐことが期待できます。慢性的な筋肉のコリや張りによる腰の重さに用いられることが多い方法です。

 

干渉波治療

干渉波治療は、異なる周波数の電流を体内で交差させ、深部に作用させる電気療法です。

腰の奥にある筋肉に届きやすいとされ、表面的な刺激では届きにくい深部の張りに用いられます。低周波よりも刺激がやわらかく感じられるのも特徴です。

 

ハイボルテージ

ハイボルテージは、高電圧・低電流という特性を持つ電気療法です。

刺激が深部まで届きやすく、急性期の痛みに用いられることが多い方法になります。ぎっくり腰など、痛みが強く手技での対応が難しい時期に選択肢となります。

 

EMS

EMS(電気的筋肉刺激)は、筋肉に電気刺激を与えて収縮させる方法です。

腰を支える筋力の低下が背景にある場合に、運動の補助として用いられます。自分では動かしにくい深層の筋肉に働きかけられる点が特徴です。再発予防を目的に使われることが多くなります。

 

整骨院の電気治療は意味ない?研究で分かっていること

腰痛の電気治療の様子

 

「電気治療は意味ない」という声を耳にすることがあります。この疑問に、施術者として正直にお答えします。

 

研究では「電気だけで慢性腰痛は良くならない」とされている

まず事実からお伝えします。世界的に信頼されている研究のまとめ(コクラン・レビュー)では、慢性腰痛に対する経皮的電気神経刺激(TENS)について、痛みを軽減する効果があるかどうかは結論が出ておらず、日常的な管理として使うことは支持されないとされています(※1)。

つまり、「電気を当てるだけで慢性的な腰痛が良くなる」という説明には、根拠が乏しいということです。ここは、施術者としてもごまかすべきではないと考えています。

 

それでも現場で電気を使う理由

では意味がないのかというと、そうとも言い切れません。電気治療は、手技や運動と組み合わせる補助として位置づけると役割があります。

当院で電気を使うのは、たとえば次のような場面です。痛みが強くて手技で触れられない急性期に、まず刺激を落ち着かせたいとき。硬くなった筋肉を、手技の前にゆるめておきたいとき。ご自身では動かしにくい深層の筋肉に働きかけたいとき。いずれも「電気で治す」のではなく、「手技や運動をやりやすくするための準備」という位置づけです。

電気だけを当てて終わり、という施術では、期待するような変化は出にくいというのが率直な実感になります。

 

★ 当院が電気治療をどう使い分けているか

当院では、電気治療を単独で完結させることはありません。実際の使い方は次のような形です。

  • 急性期(ぎっくり腰など):痛みが強く手で触れにくい時期に電気刺激で和らげてから、可能な範囲で手技に移ります
  • 慢性的な張り:手技の前に電気で表層をゆるめ、その後の手技で深部にアプローチします
  • 再発予防:ご自身で動かしにくい筋肉に対し、EMSを運動指導と併用します

電気の設定や貼る位置も、その日の状態に合わせて変えています。毎回同じ設定で同じ場所に貼るだけ、という使い方はしていません。

※感じ方には個人差があります。電気治療が向かない状態のときは、その旨をお伝えします。

 

電気治療が向く腰痛・向かない腰痛

腰痛といっても原因はさまざまです。電気治療が役立つ場面と、そうでない場面を整理します。

 

向きやすい:筋肉の緊張が背景にある腰痛

デスクワークや立ち仕事で長時間同じ姿勢が続き、筋肉が硬くなって起こる腰の重さ・張りには、電気治療が補助として役立つことがあります。

血流が促され、筋肉の緊張がゆるむことで、その後の手技や運動が行いやすくなります。ただし、これも電気単独ではなく、姿勢や動作の見直しとセットで考える必要があります。

 

向きやすい:ぎっくり腰などの急性腰痛

ぎっくり腰のように痛みが強い時期は、手で触れること自体がつらい場合があります。こうしたときに、電気で刺激を和らげてから施術に移ることがあります。

急性の痛みに対する電気治療については、一部の方で痛みが軽くなるとする研究もありますが、エビデンスの質は高くないとされています(※1)。過度な期待をせず、安静や生活の工夫と併せて行うことが大切です。

 

ぎっくり腰が一日で治った!知恵袋の投稿を加古川市の整骨院が専門解説

 

向きにくい:椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、構造的な問題で神経が圧迫されている腰痛では、電気治療で状態そのものが変わるわけではありません。

一時的に痛みが紛れることはあっても、圧迫されている状態は残ります。こうした場合は、電気を続けるより、医療機関での検査や、運動療法・姿勢の見直しを優先すべきです。当院でも、そう判断した場合は医療機関の受診をおすすめしています。

 

「意味のない電気治療」になってしまうケース

電気治療が補助として役立つ場面はありますが、使い方によっては、ほとんど意味をなさないこともあります。

 

電気だけで完結している

電気を当てて終わり、という施術では、根本にある姿勢や体の使い方は変わりません。痛みが一時的にやわらいでも、同じ生活に戻れば繰り返します。

電気治療は、手技や運動、生活指導と組み合わせてはじめて意味を持ちます。「今日も電気だけだった」という日が続くようなら、その施術内容について説明を求めてよいと思います。

 

設定や貼る位置が毎回同じ

痛みの出ている場所も、その日の状態も、毎回同じではありません。にもかかわらず、貼る位置や強さがいつも同じであれば、その方に合わせた施術とはいえません。

強さについても、まったく感じない程度の弱さでは十分な刺激になりませんし、我慢するほど強くする必要もありません。心地よく感じる範囲で調整するのが基本です。

 

▼ 電気治療より先に医療機関へ|受診の目安

次のような症状がある腰痛は、電気治療や整骨院での施術より先に、医療機関(整形外科など)を受診してください。

  • 脚のしびれや、力が入りにくい感覚がある
  • 安静にしていても痛みが引かない、夜間に強くなる
  • 発熱をともなう、体重が減ってきた、がんの治療歴がある
  • 排尿・排便に異常がある
  • 転倒や強くぶつけたあとに痛み出した

これらは、筋肉以外の原因が隠れている可能性を示すサインとされています。電気で痛みを紛らわせているうちに、状態が進んでしまうことは避けたいところです。

 

(※1)参考:コクラン・レビュー「慢性腰痛に対する経皮的電気神経刺激療法(TENS)とプラセボの比較」(日本語訳:厚生労働省「統合医療」情報発信推進事業 eJIM)
https://www.cochrane.org/ja/evidence/CD003008_transcutaneous-electrical-nerve-stimulation-tens-versus-placebo-chronic-low-back-pain

 

腰痛でお悩みなら加古川市「ロルク鍼灸整骨院」へ

加古川市 ロルク鍼灸整骨院

 

腰痛でお悩みの方は、加古川市のロルク鍼灸整骨院イオンタウン加古川へお越しください。

 

独自の全身調整法

痛いところに施術をする。これはどこの整骨院でも行っています。ただ、それだけでは変化が続きにくいのも事実です。

ロルク鍼灸整骨院では、全身調整法と呼ばれる施術を行い、腰だけでなく全身のチェックと施術を行います。痛む場所を揉んだり伸ばしたりするだけで腰痛が解決するなら、これほど多くの方が腰痛で悩むことはありません。

これまで兵庫県内で多くの腰痛の施術に携わってきた経験と、独自の全身調整法で対応できることが当院の特長です。

 

徹底したヒアリング&アドバイス

話を聞いてくれない、何もアドバイスをしてくれない。ロルク鍼灸整骨院では、このようなことはありません。

腰痛に向き合うには、お話を十分にお伺いすることと、こちらからお伝えすることの両方が欠かせません。今日どんな施術を、なぜ行うのかもご説明します。

分からないことは遠慮なくご質問ください。

 

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このブログを書いた人

ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
ROLQ 整骨院グループ 代表 関野圭介
運営店舗:三ノ宮鍼灸整骨院 本院、EKIMAE院 / 住吉鍼灸院・接骨院 / ロルク鍼灸整骨院 イオンタウン加古川院 / 小顔痩身専門サロン Shimy【三ノ宮店】
症状の基本的な原因は患者様が一人一人持っていて、その一つ一つを患者様と共に見つけていく。 そして、最適な施術を提供し、改善した時の喜んで頂いている時の患者様の笑顔。患者様から頂く「ありがとう」の一言。 それを求めて日々頑張っています。整形外科や歯科医師とも連携し、患者さんに適切な治療ができるようにこれからも頑張ります。
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