交通事故の後遺症とは

交通事故の後遺症とは
  • 後遺症ってどんな状態?
  • 後遺症ってどのくらいの確率で残るの?
  • 後遺症が治ることはないの?

交通事故によって受ける怪我で、最も避けたいのが「後遺症」です。

整形外科や整骨院でも患者様に「後遺症が残らないために通院を頑張りましょう」とお声がけしていますが、後遺症について知らないことが多すぎるため実感がわかないと仰る人もいます。

本ページは、「交通事故の後遺症とは何なのか?」について、わかりやすく紹介していきます。

交通事故の後遺症とは

後遺症とは、交通事故によるケガの治療を続けても、完全には治らずに症状が残ってしまった状態を指します。

例えば、むちうちで首の痛みやしびれが続く、骨折後に関節の可動域が制限される、事故による傷跡が残るといったケースが後遺症にあたります。

医師が「これ以上治療を続けても改善が見込めない」と判断する状態を「症状固定」といい、この時点で残っている症状が後遺症として扱われます。

交通事故で後遺症が残る確率

交通事故で後遺症が残る確率は「約10%」と言われています。

というのも、後遺症が残る確率の詳しいデータはありませんが、交通事故で後遺症損害等級が認定される確率は「約4~5.5%」というデータが出ています。

統計時期支払い総件数後遺障害認定件数認定率
2022年度(2023年度版)84万2,035件3万7,728件4.48%
2020年度(2021年度版)89万8,407件4万9,267件5.5%

◎参照:交通事故の被害・損失の経済的分析に関する調査研究 報告書 – 内閣府

この数字を簡単に説明すると、交通事故により何らかの症状が残ってしまったうえで、それを後遺症と認定された人の数です。あくまでも、認定された人の数のため、症状が残っているのに後遺症と認定されなかった人も一定数いるかもしれません。

後遺症が残る確率が「約10%」と言われているのは、その人たちが一定数存在するという見込みの確率になっています。

交通事故で多い後遺症

  • むちうちによる後遺症
  • 脳・神経系の後遺症
  • 骨折による後遺症
  • 内臓・外貌の後遺症

交通事故で多い後遺症は上記のようなものがあります。

むちうちによる後遺症

交通事故の後遺症で最も多いのが、むちうちによるものです。

むちうちによる後遺症では、首や肩の痛み、頭痛、手足のしびれ、めまい、吐き気などの症状が残りやすくなります。特にしびれなどの神経症状は、後遺症として残りやすいため早期の治療が重要です。

むちうちは、後遺障害等級では14級9号(局部に神経症状を残すもの)または12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)に認定されることが一般的です。

脳・神経の後遺症

頭部を強く打った場合、脳挫傷や高次脳機能障害といった重い後遺症が残ることがあります。

後遺症が残ると、記憶力の低下・注意力の欠如・感情のコントロールが難しくなるなど、日常生活に大きな支障をきたします。また、脊髄損傷の場合は、手足の麻痺やしびれ・排尿・排便障害などの大きな後遺症が残る可能性があります。

これらは後遺障害等級の上位等級(1級から5級程度)に認定されることが多く、補償額も非常に高額になります。

骨折による後遺症

骨折後、骨は治っても関節の可動域が制限される、痛みが残る、変形が残るといった後遺症があります。特に、肩、肘、膝、足首などの関節を骨折した場合、完全には元の動きに戻らないケースもあります。もちろん、骨折の程度が重いほど、後遺症が残りやすくる傾向です。

関節の可動域が健康な側(健側)の4分の3以下になった場合、後遺障害等級10級または12級に認定される可能性があります。また、骨が変形して治った(変形治癒)場合も、等級認定の対象になります。

内臓・外貌の後遺症

事故による内臓の損傷で、臓器の機能が低下したり、一部を摘出したりした場合、後遺症として認定されることがあります。脾臓や腎臓の摘出、肺の機能低下などが該当します。また、顔や体に大きな傷跡が残った場合も、外貌醜状として後遺障害等級の対象になります。

特に顔面の傷跡は、大きさや場所によって7級から14級の範囲で認定されることが一般的です。

後遺症と後遺障害との違い

後遺症と後遺障害というふたつの言葉があります。本ページ内でもふたつの言葉を使用していますが、それぞれの意味合いが違います。

後遺症は単に「症状が残った」という事実を指しています。誰に認定される必要もないうえ完全な主観です。一方、後遺障害は「後遺症の中で、自賠責保険や労災保険によって等級が認定されたもの」を指します。

つまり、後遺症があっても、等級認定を受けなければ後遺障害として扱われません。逆に、等級認定を受けた後遺症は後遺障害となり、追加の補償が受けられます。後遺障害等級は1級から14級まであり、症状の重さによって等級が決まります。

交通事故による後遺症を残さないための方法

交通事故による後遺症を残さないためには、医療機関及び整骨院への通院が最も効果的な方法です。

事故直後は興奮状態で痛みを感じにくいことがありますが、放置すると数日後に症状が悪化し、慢性的な痛みやしびれが残るリスクが高まります。

まずは病院で精密検査を受け、重篤な損傷はないか、手術の必要性はないかなど医学的な診断を受けることが大切です。そのうえで、画像診断では捉えきれない筋肉の損傷や体のバランスの崩れに対して、専門的な施術を受けることが後遺症を残さない最善策です。

交通事故治療は加古川市のロルク鍼灸整骨院にお任せください!

兵庫県加古川市のロルク鍼灸整骨院では、交通事故による後遺症のリスクを最小限に抑えるために、以下のような方針&施術を行っています。

徹底した検査とアプローチ

レントゲンでは「異常なし」とされた痛みやしびれに対しても、筋肉や神経の状態を詳細にチェック。その場しのぎのマッサージではなく、事故の衝撃によって生じた深部の炎症や神経の圧迫といった「痛みの根本原因」を特定し、アプローチします。

オーダーメイドの施術

当院では、画一的な施術は行いません。事故の状況、お身体の状態、症状の経過を細かくヒアリングし、回復までの最適なロードマップを描く「交通事故専門オーダーメイド施術」を提供します。

後遺症ゼロを目指すサポート

症状が安定した後も、天候による痛みなど事故特有の症状が再発しないよう、セルフケア指導や日常生活での注意点などをアドバイスします。不安なく日常生活に戻れるよう、責任を持ってサポートします。