「膝痛は湿布で治る?」
「膝痛で湿布を貼り続けているんだけど一向に治る気配がない…」
「膝痛に効果的な湿布の種類や貼り方ってあるの?」
膝痛を何とかしようと湿布を貼る方も多いのではないでしょうか?
加古川市のロルク鍼灸整骨院へも連日のように膝痛でお悩みの方が来院されますが、多くの方が湿布を貼っていると口にされます。
しかし、湿布を貼って膝痛が改善されたという声を聞くことは少ない印象です。
では、実際のところ膝痛は湿布で治るのか。また、膝痛に対する湿布の正しい貼り方とはどのような方法なのか。加古川市のロルク鍼灸整骨院がわかりやすく解説していきます。
膝痛を湿布で治すことはできない

結論から申し上げますと、膝痛を湿布で治すことはできません。
湿布にできることと、できないこと
湿布の役割は鎮痛と抗炎症です。
つまり、膝の痛みや炎症をやわらげることはできますが、膝痛の根本的な解消にはつながりません。変形性膝関節症に対して痛みを緩和できても、変形そのものが元に戻るわけではないという意味です。
ただし、日常生活における「痛み」は身体的にも精神的にも負担になります。湿布を活用して日常から痛みを減らすことは、根本的な改善ではないにせよ、大切な取り組みであることに違いはありません。
湿布を貼り続けても変わらない場合
2週間ほど貼り続けても痛みの出方が変わらない場合は、湿布以外の対応を検討する段階です。
痛みが出る動作や時間帯、痛む場所が変化していないのであれば、原因側に手が入っていません。膝そのものではなく、股関節や足首、体重の乗せ方に原因が残っているケースも多くあります。
湿布で痛みを抑えながら動き続けると、負担が蓄積して悪化する可能性がある点にもご注意ください。
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膝が痛い時、湿布はどこに貼る?

膝の痛みは日常生活に大きな支障をきたすことがあります。適切な貼り方を知ることで、痛みの緩和に役立てることができます。
貼る位置の基本は「押して痛い場所の真上」です。まずは以下の早見表で、ご自身の痛む場所を確認してください。
| 痛む場所 | 湿布を貼る位置 | よくある背景 |
|---|---|---|
| お皿のまわり(前面) | お皿を中心に上下左右へ余裕を持たせて | 階段の昇降・立ち座りでの負担 |
| 膝の内側 | 内側の靭帯の走行に沿って縦長に | 変形性膝関節症で最も多い部位 |
| 膝の外側 | 外側から太もも側へ向けて縦に | ランニング・自転車での使いすぎ |
| 膝の裏側 | 膝裏のしわに沿わせて横向きに | 膝が伸びきらない状態での突っ張り |
| 場所が特定できず全体が痛む | 湿布より先に医療機関で確認を | 関節内の炎症・水がたまっている状態 |
湿布を貼る前の準備
湿布を貼る前には、まず貼付部位を清潔に保つ必要があります。
貼る部位をきれいに洗い、水分や汗をタオルでしっかり拭き取りましょう。皮膚が湿っていると粘着力が弱まり、途中ではがれてしまいます。
貼る前に皮膚の状態を確認し、傷や湿疹、かぶれなどがある部分は避けてください。膝全体をカバーできる大きめのサイズか、痛みの部位に応じた形状を選ぶことで、貼り直しの手間を減らせます。
膝の前面(膝蓋骨周辺)の痛みへの貼り方
膝の前面に痛みがある場合は、膝を軽く曲げた状態で貼ります。
完全に伸ばした状態で貼ると、動かした際に湿布がずれやすくなるため注意が必要です。膝蓋骨(膝のお皿)を中心に、上下左右へ余裕を持たせて貼ると、曲げ伸ばしの動きに対応しやすくなります。
湿布の中央部分をお皿に合わせ、そこから外側へ向かって空気を抜くように密着させることがポイントです。前面は日常動作で頻繁に曲げ伸ばしする部位のため、端までしっかり押さえてください。
膝の内側の痛みへの貼り方
膝の内側に痛みがある場合も、膝を少し曲げた状態で痛みのある内側部分に貼ります。
曲げ伸ばしに合わせてフィットするよう、シワにならないように注意して貼ることが大切です。内側の靭帯の走行に沿って縦長に貼ると、痛む範囲を覆いやすくなります。
内側は擦れが生じやすい部位のため、服との摩擦でめくれないよう端までしっかり押さえてください。変形性膝関節症による痛みは内側に出やすく、この部位の相談が最も多くなります。
膝の外側の痛みへの貼り方
膝の外側に痛みがある場合は、同じく膝を軽く曲げた状態で貼ります。
外側の靭帯や腸脛靭帯に沿って、痛みの中心から上下に余裕を持たせて貼る形が向いています。この部位は動作による皮膚の伸縮が大きいため、端までしっかりと押さえつけてください。
ランニングや自転車をよくされる方に見られる腸脛靭帯炎の場合は、膝の外側から太ももにかけて縦に貼ることで、広い範囲を覆えます。
膝の裏側(膝窩部)の痛みへの貼り方
膝の裏側に痛みがある場合は、膝を曲げた状態で、膝裏のしわに沿って慎重に貼ります。
この部位はシワになりやすいため、曲げ伸ばしをしながら位置を調整することをおすすめします。汗をかきやすく粘着力が落ちやすいため、端の部分から先に押さえると安定します。
膝の裏側は皮膚が薄く敏感な方も多いため、貼った後の違和感や皮膚トラブルには特にご注意ください。膝裏の腫れやふくらはぎのむくみをともなう場合は、湿布での対処を続けず医療機関へご相談ください。
冷湿布と温湿布の使い分け
湿布には冷感タイプと温感タイプがあり、それぞれ向いている場面が異なります。
判断の軸は「熱を持っているかどうか」です。以下の表を目安にしてください。
| 判断のポイント | 冷感タイプ | 温感タイプ |
|---|---|---|
| 向いている時期 | ぶつけた・ひねった直後などの急性期 | 長く続いている慢性期 |
| 膝の状態 | 腫れ・熱感がある | 腫れも熱感もなく、こわばりが強い |
| 痛みの出方 | じっとしていてもズキズキする | 動きはじめが痛く、動くと楽になる |
| 期待できること | 炎症と腫れをおさえる | 血行を促して緊張をゆるめる |
| 避けたい使い方 | 冷えて硬い膝に長時間使う | 熱を持っている膝に使う |
冷感タイプが向く場面
冷感タイプは、打撲や捻挫、急性の炎症がある部位に使われます。
冷やすことで血管が収縮し、炎症と痛みがやわらぐことが期待できます。急なケガやスポーツでの負傷後、膝が腫れて熱を持っている時期に向いています。
なお、冷感タイプの多くは実際に患部の温度を大きく下げるものではありません。腫れが強い直後は、氷などで冷やす方法と使い分けてください。
温感タイプが向く場面
温感タイプは、慢性的な痛みや筋肉のこわばりに対して用いられます。
温めることで血行が促され、関節まわりの緊張がゆるむことが期待できます。動きはじめに膝がこわばる、冬場に痛みが強くなるという方に向いているタイプです。
熱感や腫れが残っている時期に使うと、症状が強く出ることがあります。膝を触って左右の温度差を確かめてから選んでください。入浴の直前直後は皮膚が刺激を受けやすいため、貼るタイミングをずらすことをおすすめします。
膝痛で湿布を貼るときの注意点

湿布を貼る際には、いくつかの注意点を守ることが大切です。
かぶれ・かゆみへの対策
皮膚が弱い方や敏感肌の方は、かぶれやかゆみが起こる場合があるため注意が必要です。
貼った部分が赤くなったり、かゆみが出たりした場合は、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。
同じ場所に長期間貼り続けると皮膚への負担が大きくなります。貼る位置を数センチずらす、日中と夜間で貼る面を変えるといった工夫で負担を分散できます。
貼る時間の目安
湿布を貼る時間にも気をつけましょう。
製品によって異なりますが、1回あたり6〜8時間を目安としているものが一般的です。長時間貼り続けると、皮膚がかぶれたりかゆみを引き起こしたりする場合があります。
必ず製品の使用上の注意を確認し、指定された時間内で使用してください。はがした後は、次の湿布を貼るまでに皮膚を休ませる時間をとると安心です。
使用を中止すべきサイン
以下に当てはまる場合は、自己判断で貼り続けず、医師や薬剤師へご相談ください。
- 貼った部分が赤くなる、かゆみや水ぶくれが出る
- 過去に湿布や消炎鎮痛薬でアレルギー症状が出たことがある
- ぜんそくの既往がある
- 妊娠中、または妊娠している可能性がある
- 2週間ほど使用しても痛みの出方が変わらない
※湿布は医薬品です。ほかに服用中のお薬がある場合は、医師または薬剤師にご確認ください。
湿布で対処せず受診したほうがよい膝の症状
湿布でしのげるのは、痛みが軽く経過も安定している場合に限られます。
変形性膝関節症のサイン
膝の痛みが続く場合、変形性膝関節症が関わっていることがあります。
主な症状は膝の痛みと、水がたまることです。初期は立ち上がりや歩きはじめなど動作の開始時だけ痛み、休めば痛みがとれます。中期になると正座や階段の昇降が困難になり、末期には安静時にも痛みが残り、膝が伸びきらず歩行が難しくなっていきます。
女性に多く、高齢になるほど頻度が高くなる点も特徴です。心当たりがある場合は、整形外科でX線検査を受けてください。
すぐに受診が必要な状態
以下の状態では、湿布で様子を見ることは避けてください。
- 膝が腫れて熱を持ち、赤みがある
- 発熱をともなう
- 膝に水がたまっている感覚がある
- 膝が完全に伸びない、または曲がらない
- 体重をかけて歩けない
- ひねった直後に強い腫れや不安定感が出た
- 安静にしていても痛みが続く
※赤み・熱感・発熱がそろう場合は感染の可能性もあり、緊急性が高くなります。
出典:日本整形外科学会「変形性膝関節症」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html
膝痛を改善するために必要なこと
膝痛を根本から改善するために必要なことは以下のとおりです。
姿勢の改善
日常生活の姿勢を見直して改善することは膝痛の根本改善に効果的です。
脚を組む、床であぐらをかくといった姿勢は膝への負担が大きくなるため、控えるようにしましょう。
日常生活では床に座る生活よりも椅子の生活のほうが膝への負担がかかりづらく、正座を避けることも予防につながります。
適度な運動
膝痛改善のためには適度な運動が効果的です。
膝が痛いと安静をとりやすくなりますが、関節は動かさなければその分動かなくなります。太ももの前の筋肉を鍛えることは、膝への負担を減らすうえで有効とされています。
痛みを感じながらでも適度な運動が必要なこともあるため、専門のスタッフに相談をしながら運動量を決めていきましょう。
専門家の力を借りる
膝痛を改善するためには、医療機関や整骨院など専門家の力を積極的に借りましょう。
膝痛をセルフケアだけで改善するのは現実的に限界があります。誤ったセルフケアは膝痛を悪化させるリスクもともなうためおすすめできません。
少し億劫かもしれませんが、膝痛を根本改善したいのであれば、やはり専門家の力を借りるのが一番の方法です。
加古川市のロルク鍼灸整骨院での施術例

実際に膝の痛みで来院された方の経過をご紹介します。
湿布を貼り続けても膝の内側の痛みが変わらない
来院時の状態
半年ほど前から膝の内側が痛み、市販の湿布を毎日貼り続けていたとのことでした。立ち上がりと階段を下りる動作で痛みが強く、湿布を貼っている間は少し楽になるものの、はがすと元に戻る状態が続いていました。膝の内側に圧痛があり、太もも前面の筋力低下とO脚傾向が見られました。腫れや熱感はなく、整形外科で軽度の変形性膝関節症と診断を受けています。
施術内容
膝そのものより、股関節と足首の可動域改善を優先しました。内転筋群とふくらはぎの緊張をゆるめ、歩行時に膝が内側へ入る動きを減らす調整を行っています。あわせて大腿四頭筋の運動指導を実施しました。週1回ペースで計8回です。
経過
3回目時点で階段を下りる動作の痛みが軽くなり、5回目には湿布を貼らない日が出てきたとの報告をいただきました。8回目終了時には立ち上がりの痛みもほぼ気にならない水準まで軽減しています。
セルフケアの指導
椅子に座って膝を伸ばし5秒キープする運動を左右10回ずつ、1日2セット行っていただきました。あわせて正座と床座りを避けること、膝を冷やさないことをお伝えしています。
※施術効果には個人差があります。同様の結果を保証するものではありません。
走ると膝の外側が痛み、湿布でしのいでいた
来院時の状態
3か月前から、走行距離が5kmを超えたあたりで膝の外側に痛みが出るようになったとのことでした。走る前に湿布を貼って練習を続けていましたが、痛みが出るまでの距離が徐々に短くなっていました。膝の外側に圧痛があり、腸脛靭帯と股関節外側の筋群に強い緊張が見られました。
施術内容
腸脛靭帯そのものではなく、股関節外側と臀部の筋群への筋膜リリースを中心に行いました。あわせて片脚立ちで骨盤が落ちる動きを修正する運動指導を実施しています。週1回ペースで計6回です。
経過
2回目までは走行を中止していただき、3回目からウォーキングを再開しました。5回目時点で5kmを痛みなく走れるようになり、6回目終了後は距離を段階的に戻しています。
セルフケアの指導
臀部のストレッチを左右30秒ずつ毎日、片脚立ちで骨盤を水平に保つ運動を左右10回ずつ行っていただきました。あわせてシューズの走行距離を確認し、買い替えをご提案しています。
※施術効果には個人差があります。同様の結果を保証するものではありません。
膝痛でお悩みの方は加古川市のロルク鍼灸整骨院

膝痛でお悩みの方は、一度加古川市のロルク鍼灸整骨院へお越しください。
痛む場所だけにとらわれない全身調整
ロルク鍼灸整骨院では、膝痛の根本的な原因を見つけ出し的確な施術を行うことで、思うように改善しなかった膝痛の改善を目指します。
膝の痛みの原因が股関節や足首、体重の乗せ方にあるケースは珍しくありません。痛む場所だけを施術しても変化が出ない場合、離れた部位を確認する必要があります。
湿布やサポーターの使い方もご相談ください
湿布やサポーターは、使い方しだいで役に立つ道具にも、回復を遅らせる要因にもなります。
貼るタイミング、外す時期、運動を再開する目安など、ご自宅での過ごし方についてもあわせてご相談いただけます。
お気軽にご相談ください
もし悩まれている方は、一度、ご相談ください。
相談は無料で行っております。